しのすけのものさし
- 作者: 立川志の輔
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: 単行本
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O‐157から銅鐸・携帯電話・失楽園・学校教育まで、世間のさまざまな事象を覗き見し、落語を根底とした独自のものさしではかってみたら…。志の輔落語のマクラの面白さが、笑ってわかるコラム集。
志の輔が好きなのである。
もうめっちゃはまっちゃってるのである。
とエラソーに言うほどのもんでもないのである。
落語にはまりだしたのがまだほんの3ヶ月前ぐらいなのだから。
私に落語をすすめてくれた人が春風亭昇太と立川志の輔押しだったので、すすめられるがままにCDを聞いてみたのである。
そうしたら昇太も面白かったのだが、それ以上にはまったのが志の輔だったのだ。
なんというか底を流れる温かみにころっとヤラれちゃったのである。
聞き始めたころは圧倒的に新作の方が好きだったのだが、徐々に古典が好きになってきた。
「同じ噺でも落語家によっても全然違うんですよ」と教えられ、そうなんだー!!と驚き、とにかく憑りつかれたように次々と志の輔の落語を聞き、やみつきになっちゃったのである。
特に私が好きなのが、「だくだく」と「宿屋の仇討」。これ面白いよー。何度聞いても笑っちゃう。
新作で好きなのは「踊るファックス」「みどりの窓口」。これもサイコー。
で、好きすぎて、落語ファン倶楽部のバックナンバーを少しずつ揃えてみたり、志の輔写真集を図書館で借りてみたり、エッセイを少しずつ揃えてみているわけである。
で、これも読んでみたのだ。(前置き長いよ!)
1996年から98年に毎日新聞に掲載されていたコラムをまとめたものということで、時事ネタ中心なのでさすがに古い感じは否めないのだが、しかしそこに流れるまっとうさにものすごーくほっとする。あーやっぱりこういう人だったー。そうだと思ったー。
母に「最近落語にはまってて志の輔が好きなんだ」と言ったら、「え?がってんの人でしょ?面白いの〜?ふつうの人よね、ふつうの」と言われ、ちょっとむっとする。
普通の人だよ、きっときわめて。
でもすごいんだって。落語すごいんだって。ムキー。
どうすごいのか、どう面白いのかうまく伝えられないのが歯がゆいのう!
- アーティスト: 立川志の輔
- 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
- 発売日: 1996/09/21
- メディア: CD
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