文学賞メッタ斬り! ファイナル
- 作者: 大森望,豊崎由美
- 出版社/メーカー: パルコ
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: 単行本
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長年(一方的に)ライバル関係にあった石原選考委員の辞任を受けての特集。直木賞作家・道尾秀介、芥川賞作家・円城塔との受賞直後の鼎談などなど。
笑った笑った。噂には聞いていたけどここまであからさまに語っていたとは!これでファイナルなんて残念すぎる〜。
かなり大胆にメッタ斬りしているのできっと好みが分かれるところだとは思うけど、私はすごく好きだな。特に豊崎社長とは好き嫌いがとても似ているのでいちいち「そうそう!」とうなづけるし、大森望のユーモアが私にはいちいちツボだったので、読んでいてとても楽しかった。
よくはわからないけどなんとなく感じていたことをズバズバ語られていて気分爽快だわ〜。
二人の好みもはっきりしてるし評も手厳しいけど、ちゃんと読んでいて正直に話しているから好感が持てるなー。
読みたい本がまた増えちゃった。
選者の話も面白かったけど、文学賞取材日記がとても楽しかった!作家の肉声はあまり聞きたくないけど、こういうの面白いな。