りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

殺人鬼フジコの衝動

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

★★★

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する…。

うわーいやだなぁ…と思いながらページをめくる手を止められず一気読み。
いじめのシーンや虐待のシーンはあまりにも醜悪でグロくてやり過ぎで読んでいて辛かった。でもどこかB級ドラマくさい嘘っぽさもあって、そこがまだ救いだったかも。

読んでるうちにどんどん麻痺してきて、夫のことも早く殺せばいいのに!なんて思ってしまっていた。怖い怖い。

共感できないし魅力も感じないし好きではないんだけど、確かに目が離せない。
最近こういうの多いな…。