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最近仕事が忙しくてなかなかこまめにアップできないんだけど、本だけはコンスタントに読み続けている。
会社で嫌なことがあっても、電車に乗ってページをめくれば、大学生のキラキラ輝くナイーブな「彼氏」がいるし、お客さんとの駆け引きなんか吹っ飛ぶような虐殺や抵抗や魔術があるし、人形が送られてくると殺人事件が起こるし、あっという間に別世界に入ることができる幸せ。
自分は一人じゃないと共感できたり、なんじゃこりゃー?と叫びたくなったり、人目もはばからず涙を流したり、思わずぷっと吹き出したりできる幸せ。
読書というシュミがあってほんとによかった〜と思うのである。
- 作者: 清邦彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 文庫
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中学時代にこんな先生に出会えた子は本当にラッキーだ。
文系理系ってもちろんあるけど、その教科を好きになるかどうかって、多分に先生の影響も大きいよね。
私も中学時代、理科の先生が清先生だったら、もしかすると大嫌いな理科が大好きになっていたかも?
そして今日久しぶりに大きな本屋さんに行って見つけたよ、これ。
- 作者: アンタイラー,中野恵津子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/08/12
- メディア: 単行本
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大好きなアンタイラーの新作。
もう何年ぶり?アンタイラーの新作が出るのなんて。
うれしすぎる!
しばらく大事に寝かせておいて、大切に読もう。わーい。
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いつまでもオトナになりきれず子どもな気持ちでいても、気がつけば「中年」と呼ばれる年になり、会社でもまわりを見渡せば「産める」ぐらいの年の子たちに囲まれて、そのギャップにぽつーん…となることも多い今日この頃。
立派に年相応に出世してきちんと社会人している同年代とも交われないし、かと言って若い子たちとも交われない。
なんか孤独だなぁ…と思うけど、小説を読めば、若い人も年をとった人もみな同じように寂しくて居場所がなかなか見つけられなくて一人ぼっちでもがいている。
わかるなーと思ったり、わかんねぇなーと思ったり。そんなふうにあれこれ思えるのがいいね、本は。
ネットで知り合った人たちの日記やブログでも、同じように、わかるーと思ったり、わかんねぇーーと思ったりしている。
セキララに書けば書くほど、それは自分の弱点を世間に向かってさらけだしているのと同じなわけで、「わかります。」「励まされました」という言葉は、あっという間に「裏切られた」「がっかりです」に変わる危険性も秘めている。
それでも後から「がっかり」されても、いっときだけでも「わかる」「わかってくれている」っていう感覚を共有できたら幸せだ。
だからこうやって書いて公開する楽しさを知った人は、きっとやめることはできないんだと思う。