りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

この女

この女

この女

★★★

甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人で住み、つかみ所がない女。二谷啓太、チープ・ルネッサンスを標榜するホテルチェーンのオーナー。小説の依頼主。大輔、甲坂礼司に小説書きのバイト話を持ってきた大学生。礼司に神戸の住まいを提供。松ちゃん、釜ヶ崎の名物男。礼司が頼りにし、なにかと相談するおっちゃん。敦、二谷結子の弟。興信所経営。結子のためなら何でもする直情型の気のいい男。震災前夜、神戸と大阪を舞台に繰り広げられる冒険恋愛小説。3年ぶり、著者の新境地を開く渾身の長篇書き下ろし。

うお。これがNEW森絵都?あいやー。
なんか正直言って森絵都らしからぬって印象がぬぐいきれない。

面白いし、登場人物も生き生きしているし、最後まで読むとスカっと気持ちいいんだけど…。
でもこっちには行ってほしくないなぁ…。なんて思ったり。
読者とは勝手なものなのであります。