りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ホワイトティース

ホワイト・ティース(上) (新潮クレスト・ブックス)

ホワイト・ティース(上) (新潮クレスト・ブックス)

ホワイト・ティース(下) (新潮クレスト・ブックス)

ホワイト・ティース(下) (新潮クレスト・ブックス)

★★★★

ロンドン下町育ちの優柔不断男アーチーと、バングラデシュ出身の誇り高きイスラム教徒サマード。似ても似つかないこの二人の友情を軸に、19世紀からミレニアムにいたる時空間を往還しつつ、カオスの都ロンドンを活写する。ディケンズ/ラシュディばりのストーリーテリングにインディーズの心意気。新世紀初の偉大な才能と称えられた、ジャマイカ系大型新人のデビュー長篇。ウィットブレッド賞処女長篇賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞受賞。

濃い。そして深い。だけどとてもコミカル。これを24歳で書いたって…すごい才能だー。