りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

99999(ナインズ)

99999(ナインズ) (新潮文庫)

99999(ナインズ) (新潮文庫)

★★★

走行距離計の数字が回転する瞬間を楽しみに待つドラマーと、そんな彼を捨ててゼロがいくつも並ぶ契約書にサインする女性歌手の哀楽を描く代表作。若年兵がチェチェンの戦地で古参兵や老婆に翻弄される「悪魔がオレホヴォにやってくる」。ひきこもり青年や、エイズに感染したゲイのカップルなど、現代を象徴するキャラクターを鮮やかに造形し、光り輝く世界を提示する鋭利な短編集。

「25時」の作者による短編集。読んだタイミングが悪かったのか、特にあまり感じるところがなかったなぁ…。表題作はちょっと面白かったけど…。うーん…。