りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

喪失

喪失 (小学館文庫)

喪失 (小学館文庫)

★★

amazonくんがやたらと薦めてくるので読んでみた。初めて(だと思う)読んだ北欧ミステリー。

息もつかせぬサスペンス!北欧犯罪小説大賞受賞作!!
ストックホルムの32歳の女性ホームレスが、ある日突然、連続猟奇殺人犯として警察に追われることになる。食べ物と寝場所を求め格闘しながら、極限状態に身も心もすり減らし、たった一人で真相に迫っていく……。地方都市の富豪の一人娘がなぜホームレスになったのか? 深い心の傷を負い、絶望と背中合わせに生きる主人公が、逃避の人生を清算し新しい生き方を獲得する過程は大きな感動を呼ぶ。2000年北欧犯罪小説大賞受賞作。

裕福な家に育ったのに今はホームレスになっているシビラ。彼女がある日猟奇殺人犯として警察に追われることになる。もうこれ以上の絶望はないと思っていたのに、神様はさらに自分を絶望の淵に追いやろうというのか?ひたすら逃げるだけだったシビラはある出会いから、汚名を着せられたまま逃げるのではなく、自力で事件を解決しようと思いなおす。

魅力的な主人公にハラハラドキドキのサスペンス。嫌いじゃないけど、「うぉぉーー」と叫ぶほどではなかったかなぁ…。読みやすいけど、私が望むほど「こってり」じゃなかった。