定年ゴジラ
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/15
- メディア: 文庫
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解説を見てびっくり。重松清って若いんだ。ほとんど同世代じゃないか。
浅田次郎みたいな、人情物というイメージがあったから、もっと年をとった人かと思っていた。
これは定年を迎えたおじさんを描いたなかなかハートウォーミングな物語だった。好きだわ、こういうの。
こういう頑張るおじさんっていいなぁ。
読んでいると、主人公のやまちゃんはじめ、他の定年おやじたちが大好きになってしまう。
どの話もみんな好きだったけど、やまちゃんが若い時におかあさんが上京してきて、田舎者丸出しのおかあさんに冷たくあたってしまったことを、ほろ苦く思い出す話が、特に良かった。
ちょっと甘すぎるとか、いい話すぎる、と言う人もいるかもしれないけど、こういう小説って大好き。
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