ターン―Turn
- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
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これは予想以上に私好みだったなぁ。
ある日、主人公の女性が交通事故にあってひとりぼっちで同じ時間に取り残されてしまう。誰もいない世界で、ある時間になるとまたもとに戻ってしまう。そんな中である日鳴るはずのない電話がなって、、、。
主人公の女性が、こんな状況になっても自堕落にならず、希望を捨てず、きちんと生活して行こうとする姿勢が、すがすがしい。そして彼女にいつも話しかけてくる声。とてもロマンチックで、この甘さがだめだーって人もいると思うけど、私は好きだなあ。余韻の残るラストも好きだった。