りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

寿司屋のかみさんうちあけ話

寿司屋のかみさんうちあけ話

寿司屋のかみさんうちあけ話

★★★★
東中野で、夫婦で小さな寿司屋をやっている奥さんが書いたエッセイ。

前にこの作者が、この本の読者アンケートで、元総理の橋龍が送ってきて、(職業の欄に、総理大臣って書いてあったらしい)、いたずらかなあと思っていたら、本当に本人がSP付きでお寿司を食べに来た、という話を婦人公論に書いた。橋龍が読んで食べに行きたくなるような本なのねと思って、読んでみたいなあと思ってたのだ。

なんでも忙しい合間をぬって、伝票の裏にこちょこちょと書きためていたらしいんだけど、これがなかなか面白かったよ。
最近文庫にもなっていたので、結構売れたんだろうな。

お寿司食べたさに結婚したというだけあって、お寿司への愛が溢れています。本当においしそうな話が多くて、彼女の思惑通りお寿司を食べに行きたくなるなぁ。お店の人が余り物で作る「まかない」も、おいしそう。