りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

隼人・はる乃 二人会

1/18(土)、横浜にぎわい座で行われた「隼人・はる乃 二人会」に行ってきた。

・真山隼人(沢村さくら)「日本銀次 風流木遣り節」
・国本はる乃(沢村豊子)「遊女の国旗」
~仲入り~
・国本はる乃(沢村豊子)「将軍の母」
・真山隼人(沢村さくら)「徂徠豆腐」

 

真山隼人さん(沢村さくら師匠)「日本銀次 風流木遣り節」
前から一度聞いてみたいと思っていた隼人さん。
「今日は23歳と24歳の二人の会なんですがとても見た目からはそう見えないという…ぼくなんかどう見ても40代のおっさんですからね…」に笑う。
奈々福さんのお手伝いで「阿呆浪士」の代演に行ってきた、という話から。戸塚祥太さんとの絡みがあったということでその秘話など。すごいいい経験してるなぁ。
確かに見た目からはそんなに若い感じはしないけれど、いざ浪曲に入ると若さと勢いが前面に出てきて圧倒される。

ゴジラモスラみたいな内容です」と説明して「日本銀次 風流木遣り節」。
銀次のセリフと木遣りが実にかっこいい。
悪役の大名火消しの不細工ぶりにも笑ったー。

国本はる乃さん(沢村豊子師匠)「遊女の国旗」
内容はあまり好みではなかったんだけど、はる乃さん、声に伸びがあって明るくてかわいくて素敵ー。
これはおじいさんたちが夢中になるのも無理はない(笑)。
私の前にいたおじいさん、隼人さんの時はいかにも古くからの浪曲ファン(ちょっとやそっとのことでは俺は感心しねぇぞ)という風だったんだけど、はる乃さんが出てきたとたんに「たっぷり!!」。終わったときには「日本一!」。
あ、若い子は誰も認めねぇっていうわけじゃないのね。とちょっと笑ってしまった。

 

国本はる乃さん(沢村豊子師匠)「将軍の母」
これは講談では「桂昌院」。何度か聞いたことがあるけど大好きな話。
浪曲だとまたユーモラスなところや酷いセリフも笑えて楽しいなぁ。
はる乃さんにぴったりでものすごい盛り上がった。楽しかったー。

真山隼人さん(沢村さくら師匠)「徂徠豆腐」
すごく良かった。迫力だけじゃない…人情味というか、心に秘めたる思いみたいなものも出ていて。
確かに若い人には難しい演目だと思うけれど、体当たりでぶつかっていこう、という姿勢が見えて清々しい。
とてもよかった。