世界は終わらない
★★★★★
書店員の土田新二・32歳は、後輩から「出世したところで給料、変わんないッスよ」と突っ込まれながらも、今日もコツコツ働く。どうやったら絵本コーナーが充実するかな? 無人島に持って行く一冊って?1Kの自宅と職場を満員電車で行き来しながら、仕事、結婚、将来、一回きりの人生の幸せについて考えを巡らせる。ベストセラー四コマ漫画。
普段の暮らしでなんとなくもやもやっとするところをほんとに素敵に表現するなぁ。
今の自分の人生を「こんなはずじゃなかった」とは思わないし「こんなもんだろう」とも思わない、とか、「人と比べてまだまし」と思うのはなんか違う、とか。
「宇宙兄弟」が好きだった孫を想う祖父母にかける言葉や、叔父さんの形見分けの時に返す言葉の優しさ。
あと「いいじゃないすか、頑張ってください」と他人事の後輩にルフィの名セリフで返すところもいい。
土田くん、好きだー!
そしてミリさんは文章だけより、漫画の方が魅力が倍増すると思ってる。
帰りに読む本がなかったので駅前の本屋さんで買った本。あたり!