りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

柳家さん喬一門会 年忘れ大演芸会

12/22(日)、かめありリリオホールで行われた「柳家さん喬一門会 年忘れ大演芸会」に行ってきた。

 

・落語体操~第2バージョン~ 門弟一同
・左ん坊「穴子でからぬけ」
・小んぶ「初音の鼓」
・喬之助「出来心」
・さん助「かつぎや」
・小傳次「幇間腹
・小平太・小太郎・やなぎ「茶番(象)」
・左龍「つぼ算」
~仲入り~
・真打昇進披露口上
(小平太、さん助、小傳次、喬志郎、小志ん、さん喬、喬之助、左龍、喬太郎
・小太郎「猫と金魚」
・小志ん「松竹梅」
・ダーク広和 マジック
・さん喬「抜け雀」
~仲入り~
・やなぎ「先生の話」
・喬志郎「壁金」
・小平太「松曳き」
・さん喬「寄席の踊り」
喬太郎「柚子」

 

6時間の落語耐久レース(笑)。
入り口に「今日は大変長時間の公演となっております」と注意書きがしてあるのが笑える。
長かったしすぐにメモしなかったので細かいことは忘却の彼方。(たいていその日のうちか次の日に覚えている断片を下書きしておいて、後から思い出しながら書くことが多い)
印象に残ったことを箇条書きで。


・落語体操、たまたま座った席がさん助師匠と小んぶさんの近くでラッキー。
うつろな目で落語体操をする二人(ペア)が見られて最高だった。
「疝気の虫」とか「母恋いくらげ」とかレアな体操が多いのも素敵だった。
・さん助師匠はおめでたそうでおめでたくない「かつぎや」。こういう噺ってどうなんすかね(もやさま風に)。
・真打披露口上は司会をさん喬師匠がつとめるという異例の口上。
・まぁみなさん師匠に遠慮がないというか毒舌爆発というか…。これを許すさん喬師匠ってすごいな、というか。
・いやきっとそれはリスペクトしてるから言えるんだろうと思うし、逆に普段は全然言えないからこういう時に…っていうのもあるんだろうけど、びびるわー。
・笑ったのが喬志郎師匠を紹介するときにさん喬師匠が「こいつはほんとにひどいやつなんです」と言って語ったエピソード。「松竹梅」を稽古した時に、梅さんたち三人に稽古をつける前の場面もたっぷり教えたのに、上げの稽古の時にそこをまるでやらなかった喬志郎師匠。「お前なんであそこをやらないんだ?教えただろ?」と聞くと「あー、あそこは無駄だと思ったもんですから」。「無駄って!!!人がせっかく丁寧に教えたのに!!」。…笑った…。
・第3部のさん喬師匠の踊り。最初はしっとり踊っていたのに最後になって「袈裟シャワーをあびていて思いついたことがあったもんですから…ちょっと着替えてきますのでしばしお待ちを」。
なにかなぁと思っていたら、なんとポストの被り物をして登場!ええええ?これほんとにさん喬師匠が入ってるの?しかも師匠のアイデア
すごいサービス精神と弾け方にびっくり。さすが…この一門を率いる師匠だわ…。素敵。

喬太郎師匠の「柚子」、よかったーーー。泣いたー。


長かったけど長さを感じなかった。すごいわ、この一門は。ほんと。楽しい。