りつこの読書と落語メモ

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イヴリン嬢は七回殺される

 

イヴリン嬢は七回殺される

イヴリン嬢は七回殺される

 

 ★★★★

森の中に建つ屋敷“ブラックヒース館”。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、何者かによる脅しにショックを受け、意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやく―今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解かないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと…。悪評ふんぷんの銀行家、麻薬密売人、一族と縁の深い医師、卑劣な女たらしとその母親、怪しい動きをするメイド、そして十六年前に起きた殺人事件…不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしは謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるという―英国調の正統派ミステリの舞台に、タイムループと人格転移というSF要素を組み込んで、強烈な謎とサスペンスで読者を離さぬ超絶SFミステリ。イギリスの本読みたちを唸らせて、フィナンシャルタイムズ選ベスト・ミステリ、コスタ賞最優秀新人賞受賞。多数のミステリ賞、文学賞の最終候補となった衝撃のデビュー作! 

うわー、これは怪書と言っていいのでは。
何を書いてもネタバレになりそうだけど、設定といい展開といい「ええええ?」の連続で途中「なるほど」と納得しかけたもののラストにはまた「ええええ?」。

古典ミステリの雰囲気を醸し出しつつ舞台劇のようでもあるしトンデモドラマのようでもあるし…読むのに時間かかったよー。

これ国書刊行会だったっけ?と見たら文藝春秋だった。
でもこういうとんでもない本にぶち当たれるのはほんとに嬉しい。柔軟な頭と心でぜひ。