りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

雲一里

10/30(水)、日本橋公会堂で行われた「雲一里」に行ってきた。

 

・あられ「元犬」
・白浪「寿限無
・雲助「庚申待ち」
~仲入り~
・一朝「蒟蒻問答」
・小里ん「お直し」

 

白浪さん「寿限無
二ツ目になって嬉しいのはプログラムに名前を載せていただけることと、SNSができるようになること。
私もtwitterを始めたんですが、私をフォローしてくださった方を見に行ったら、私と橋本環奈さんの二人だけをフォローしている。
え?どういうこと?となんか気になってしばらくしてからまた見に行くと今度は広瀬すずさんをフォローして3人。
また半年ほどたって見に行ったら今度は能をやってる方を一人とアイドルを2人追加してる。
私と能の人はいったいなんなんだろうかと謎だったんですが、この間本屋に行ってはたと気づきました。
私がアイドルの写真集を買う時…写真集一冊だけは買わないんです。池上正太郎を2冊買って間にアイドルの写真集をはさんでレジに出します。つまり池上正太郎で蓋をするんですね…。
私と能の人も…その方にとっての池上正太郎だったのではないか、と。

…ぶわははは!!面白い!!
好きだなぁ白浪さん。面白いわー。独特で。
そして「あの…どうやって噺に入っていいかわからなくなりました」にも笑った。

「あれ?誰かと思ったらはっつぁんじゃないか」と唐突に噺に入ったのにも場内爆笑。
寿限無」も、名前を言われたはっつぁんがいちいち突っ込みを入れるのがとてもおかしい。
パイポパイポ…」には「あ、それは…参考程度に」とか、「長助」には「あれ?普通に戻りましたね」とか。
楽しかった!


雲助師匠「庚申待ち」
おどろおどろしい話が始まるのかと聞いていると、結果くだらない、というのがたまらなくおかしい。
雲助師匠の「庚申待ち」は何回か聞いてるけど、毎回ばかばかしくて大笑いしちゃう。
後半の展開もわかっていても毎回ハラハラ。
面白かった。

 

一朝師匠「蒟蒻問答」
こんにゃく屋の親分がいかにもこざっぱりした気風のいい人物でスカっと楽しい。
世話になって住職にさせてもらってるのに問答で追い払われるのはたまらないと寺にあるものをバッタに売ろうとするなんてひどいわーと思うんだけど、それを知った親分が「ばかやろう!ここのあるものはおめぇのもんじゃねぇんだぞ!」と怒鳴りつけながらも、ケロッとしているのもいかにも一朝師匠らしくていいなぁ。

問答で勝ったのに全く気付いてなくて「なんで煮え湯をかけてやらなかったんだ!」と怒っているのも傑作。
楽しかった。

 

小里ん師匠「お直し」
この元花魁はいい女なんだろうなぁ、と感じる。
酔っ払いも旦那もめろめろだもの。
甘い言葉をささやかれてその気になる気のいい酔っ払いが気の毒にもなる。
ちょっとやってられないよね(笑)。