りつこの読書と落語メモ

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ホンキートンク独演会

7/31(水)、鈴本演芸場で行われた「ホンキートンク独演会」に行ってきた。


・花ごめ「からぬけ」
・歌武蔵 いつもの
・琴調「浅妻船」
・彦いち「遥かなるホンキートンク
ホンキートンク 漫才
喬太郎「ふくろうの夜」
~仲入り~
・市馬「俵星玄審」
ロケット団 漫才
・一之輔「初天神
・正楽 紙切り
ホンキートンク 漫才


琴調先生「浅妻船」
前の高座でげっそりした気持ちをからっと晴らしてくれるような高座で素晴らしかった。
「浅妻船」 は初めて聴く話だったので、ストーリーについていくのに必死。

画家の朝湖が将軍を愚弄したという無実の罪で島流しにあう。流刑地に向かう朝湖に会いに行った宝井其角は彼の母親の面倒は自分が見ると約束をする。朝湖は流刑地で干物を作ることになっているのだが、自分が生きている証拠に干物のえらに松葉をはさんでおくからもしそういう干物を見つけたら私を思い出してくれと言い残す。
其角は魚屋に行くたびに干物のエラを掻きだすので魚屋に嫌がられるのだが、ある日松葉が入った干物を見つけ喜ぶ。
朝湖の島流しが解けるまで其角は母親の面倒を見続け、そのおかげで朝湖は母親と再会することができた。

ホンキートンクの二人の友情にこの話を捧げます、と下がった琴調先生、かっこよかった!

彦いち師匠「遥かなるホンキートンク
7/31ホンキートンクの伝説の独演会のDVDを届けるためにヒマラヤにのぼる鈴本演芸場の若旦那。がっしがっし!言いながら登るだけでそれ以上でもそれ以下でもないんだけど、午前中落語協会の寄合があったから酔っぱらっているだとか、ホンキートンクは解散するけど俺たちにはまだロケット団がいるだとか、言いたい放題。
「遥かなるたぬきうどん」のホンキートンク版。
ものすごい盛り上がった。すごい!
でも唐突に終わった(笑)。びっくりした。

 

ホンキートンク 漫才
解散のことは一切言わずに、いつも通りの漫才。
ああ、もうこれを見られなくなるのかと思うとものすごい残念。
私、トシさんが好きだったな。
すごくこう独特で。ハイテンションで。涙。

 

喬太郎師匠「ふくろうの夜」
初めて聴く噺。うれしい!
工事現場で働く若者が、どん兵衛のおあげを落っことしてそれを拾おうとして命を落とし、ふと気が付くと目の前には言葉を喋るふくろうが…。

現れたふくろうが「くるっくー」と小さく鳴くのが絶妙ですごくおかしい。
そしてシュールだけど寂しさと優しさがあって、サゲはホンキートンクへのはなむけになっていて…。よかった~。


市馬師匠「俵星玄審」
めくりを見て嬉しさがこみ上げ、座布団が出てこずにマイクが上がったのを見て大爆笑!
演歌歌手のような派手派手な衣装を着た市馬師匠が現れて気持ちよさそう~に「 俵星玄審」。
ああもう大好きだよ、市馬師匠。
サプライズゲストで登場してご機嫌で歌い上げる…身の軽さと優しさ。
しかもこの歌がすごーく長くて、終わりそうで終わらない。
終わりそうなところで、舞台に芸人さんがどどっと乱入してきて、紅白歌合戦みたいに後ろで盛り上げるんだけど、歌が終わらないのでずっこけて楽屋に戻っていく。
高座のない噺家さん…玉の輔師匠、百栄師匠、八ゑ馬師匠、馬るこさん…も出てきて、いいなぁ!と思う。
素敵だったー。

ロケット団 漫才
市馬師匠の歌で盛り上がって、ロケット団の漫才でボルテージが最高潮に上がった感じ。
ホンキートンクの二人から話を聞いて間に入ったという三浦さんだけどもちろん全部いじり倒してふざけ倒す。
ほとんどの話を吉本ネタに持っていく三浦さんに倉本さんが「お前…いいおもちゃ見つけたな…」とつっこんだのがめちゃくちゃおかしかった。


一之輔師匠「初天神
彦いち師匠が高座で「俺はだんご買ってーだんごーだんごーとかやらねぇよ! あっ、一之輔がやるつもりだったかもしれない!」と言ったのを受けて「初天神」。
最初から父親が「おい、団子買いに行くぞ」と子どもを連れて出かけるんだけど、子どもが「買ってー買ってー」をやり始めると、「買わねぇよ!行く前に約束しただろ!」「今日は約束してねぇよ!」。
…ぶわはははは!!
「おれはこの初天神でずいぶん食わせてもらってるんだ!」とか「団子買いに行くぞって言って始まったのになんで買ってくれねぇんだよ」とか、もうはじけまくった高座で、笑った笑った。
一之輔師匠のこの程のよさってほんとになんなんだろう。すごいとしか言いようがない。

 

正楽師匠 紙切り
最初のはさみ試しの線香花火で、女の子が線香花火をしているところに、ちょこっと添えたのがそれを見ている小さなホンキートンク
きゃーーー。すごい粋な計らい!!
しかもその後、どんなお題に対しても、必ず小さなホンキートンクを添えて手渡す。あらかじめ用意してあったらしい。
「もうわからなくなっちゃった」とか「ギザギザハート~♪ぎざぎざ~♪」と歌を歌ったりしながら、どれもほんとに素敵でもらえがお客さんがほんとに羨ましかった~。

 

ホンキートンク 漫才
最後は新ネタのかまきりも披露して、ああ…もっと新しいネタを見たかったな…と悲しくなる。
漫才自体は弾け切って終わったけど、その後に全員壇上に上がって二人からの挨拶。
そして撮影タイム。
しめっぽくなくて最後までバカバカしくにぎやかでよかった。寂しいけど、今までほんとにたくさん笑わせてくれてありがとう。

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