りつこの読書と落語メモ

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道楽亭出張寄席 柳家はん治・春風亭百栄二人会

7/16(火)、社会教育会館で行われた「道楽亭出張寄席 柳家はん治・春風亭百栄二人会」に行ってきた。
体調が悪くてマッサージを受けてから遅れて入場。

・百栄「寿司屋水滸伝
・はん治「君よ、モーツァルトを聴け」
~仲入り~
・百栄「落語家の夢」
・はん治「妻の旅行」


はん治師匠「君よ、モーツァルトを聴け」
私はこう見えましても小三治の弟子で、本来であれば王道…動物園だったらライオンとか虎とか象とか…そこらへんにいなきゃいけなかったんですが、でも私どういうわけか…ご縁があって新作をやらせていただいたりしておりまして…どちらかというと珍獣の部類…動物園でもこの先に動物いるのかな?というような…奥まったところにある小屋に…バクですとかアリクイですとかカピパラですとか…そこらへんにいるイメージなんでしょうか。だからこういう二人会…珍獣二人というような…。
個人的には大好きです。百栄さん。噺は面白いしね。

…ぶわははは。はん治師匠!大丈夫!もっと自信をもって!(笑)
そんなまくらから「君よ、モーツァルトを聴け」。
この間赤坂の会で久しぶりに聞いたけど、やっぱり面白い。文句なく面白い。
八百屋さんの語る北島三郎のくだり、何度聞いてもおかしい。「うちのかみさんは嫌いなんですよ。鼻の穴が大きいなんて言ってね。でも鼻の穴で歌うわけじゃありませんから」。
…ぶわははは。
あと「なんとかっていうおっぱいの大きいおねえちゃんがやってましたね…。♪おーふろーでスキンケアー♪」。
おずおずと歌いだすのがたまらない。
楽しかったー。

百栄師匠「落語家の夢」
なんといってもこの二人会、百栄師匠がはん治師匠の目の前でこれをやるというのが眼目だったわけで、体調悪かったけどどうしてもこれは見たかったのだ。
ブラックな噺だけど、百栄師匠のあのふにゃふにゃした口調で語られると和んじゃうから不思議だ。
「この子、落語家が大好きで。東京かわら版で年に一度落語家名鑑が出ますでしょ。なんで出すのか意味がわからないやつ。あれを毎晩見て落語家ちゃん落語家ちゃんって…。こちら(鈴本演芸場)で、芸協の落語家ちゃんも買えますか?」
「ああ、うちは…落語協会専門です。」
立川流の落語家ちゃんはどこへ行ったら買えます?」
立川流はですね…志の輔以降の落語家は独立心が旺盛ですからあまり飼うのは向かないですね。個人的にはお勧めしません。」

一度聞いてるけどもうおかしくておかしくて大爆笑。
笑った笑った。

はん治師匠「妻の旅行」
高座返しに出て来た小はださんの表情が絶妙におかしくて(「ひでぇじゃねぇか」と「おかしい!」が混ざった表情)客席から笑いが。はん治師匠のお弟子さんは二人とも師匠愛が強いからなー。
それから出て来たはん治師匠もなんともいえない表情。
「楽屋で前から言われてたんですよ。百栄さんが私がでてくる新作をやってるよ、面白いよって。だから聞いてみたいとずっと思っていて袖で最初から最後まで聞いてたんですが…。4万7千円ですか…。ふっ。…ほんとは古典をやろうと思って用意してきたんですけどなんか…そういう感じじゃないですよね…あの後に…妻の旅行やります」

…おう…はん治師匠ちょっと心折れちゃった?
決してバカにされてるわけじゃないから…ここで用意した古典をばし!っとやってほしかったけど、ここで心折れるのもはん治師匠らしい。心優しいはん治師匠。
テッパンなので大うけで面白かった。ほんとは何をやろうと思ってたのかな。それだけが気になった~。