ブックショップ
★★
1959年英国。フローレンスには夢があった。それはこの海辺の町に本屋を開くこと。しかし時代はまだ事業を始めようとする女性に優しくなく、住人や町の権力者からは反対の声が。それでも本への情熱を胸に、フローレンスはついに“オールド・ハウス書店”を開店させる―。人と本との、心揺さぶる物語。
えええ?こんな結末?なんか読み始めてから想像していたのとはまるで違う展開に驚く。
これが著者の言う世の中は絶滅させる者と絶滅させられる者とに分けられるという世界観を体現した物語ということになるのだろうか。なんとシニカルな…。なんて救いのない…。ちょっと唖然。
いきなり前書きで作者への賞賛の文章が載せられていたり、ライトノベルのような軽いノリでこういう展開になったり…ちょっと私には合わない作品だった。