りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

林家きく麿生誕祭 きく麿のハニーハント

7/14(日)、なかの芸能小劇場で行われた「林家きく麿生誕祭 きく麿のハニーハント」に行ってきた。

・きく麿 ご挨拶
・木はち「子ほめ」
・きく麿「守護霊」
・きく麿「パッション☆ネーブル
~仲入り~
・遠峰あこ アコーディオン漫談
・きく麿「二つ上の先輩」


きく麿師匠 ご挨拶
オープニングだけ撮影可。プーさんの恰好をして登場したきく麿師匠。
この間の独演会の時出てきて小林旭の歌を歌っていたけど、今回はネタもやりますと言って、ぼそっぼそっというんだけど、それがすごいシュールでおかしい。
例えば…片手に持ってる壺に手を入れて「…ぬか床だよ」。
…ぶわはははは。もう最高だなぁ、このセンス。
すごい出オチなんだけどテンションが結構低いのがなんかとってもおかしい。

きく麿師匠「守護霊」
一門の話や師匠の話や…時々毒を吐いたり…長めのまくらから「守護霊」。

しゅわしゅわしゅわしゅわ…言いながらまじめな顔をしてお祈りしてはあたりを見渡す少年。
何をやってるのか気になってベッドの上から「なにやってんの?」と声をかける弟。
もうこの兄弟のやりとりがめちゃくちゃおかしい。
弟の一言に反応して沸騰して最後は「はい!死亡!」というお兄ちゃんのばかばかしいくらいの子供らしさと憎たらしさといったら。
でも憎たらしいけどかわいい。それが不思議。なんだろう、きく麿師匠って。永遠の小学生男子?(笑)
あまりのうるささにやってくる父親が「おかあさんが怒ってる」とここには登場しないおかあさんを気遣う不思議。それが後の方のセリフで「それでか!」となるのがもうたまらなくおかしい。
久しぶりの「守護霊」、以前見た時よりパワーアップしてた。すごい。


きく麿師匠「パッション☆ネーブル
アイドルが好きだったというきく麿師匠なんだけど、好きだったというアイドルが結構ディープでちっともわからない(笑)。それがまたおかしい。
「パッション☆ネーブル」前に一度見たことがあったんだけど、やっぱりこちらもパワーアップしてる!
もう解散してしまったアイドルグループを今も愛し続ける二人の男。毎日スーパーの駐車場で応援の練習に励む。この応援のB級感がもう…。こういうセンスがすごいんだなー。なんだろう。音感?(笑)
仲入り前に燃え尽きるほど笑ってしまった。


きく麿師匠「二つ上の先輩」
これは初めて聴く噺。
めんどくさい先輩に呼び出されてる二人の男。嫌々家に行くんだけど…確かにこの先輩めんどくさい。
というか、そもそも先輩って?この人たちいったいなに?
この3人の関係が後から明らかになり、次の日に先輩から「背筋がぞっとするような怖い話をしろ」と言われた二人が、訳あって(!)怖いと思わせて全然怖くない話をするところ…これがもうめちゃくちゃおかしい!!
予測がつかない展開で面白かった~。

f:id:mritu47:20190721113222j:plain f:id:mritu47:20190721113306j:plain f:id:mritu47:20190721113334j:plain