りつこの読書と落語メモ

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世界で一番美しい病気

 

世界で一番美しい病気 (ハルキ文庫)

世界で一番美しい病気 (ハルキ文庫)

 

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恋におちるたびに、僕はいつもボロボロになってしまう―。作家として、ミュージシャンとして、数々の名作と伝説を残した中島らも。「よこしまな初恋」「性の地動説」「私が一番モテた日」「やさしい男に気をつけろ」「サヨナラにサヨナラ」ほか、恋愛にまつわるエッセイと詩、小説を収録。初めての文庫化 

 中島らもの恋をテーマにしたエッセイ。笑って泣いて心に沁みる言葉の数々。

 恋におちることは、つまりいつかくる何年の何月かの何日に、自分が世界の半分を引きちぎられる苦痛にたたき込まれるという約束を与えられたことに他ならない。

「想い」とは何の意味もないガラクタであり錯覚であり、それのないところにいれば我々は「傷つかないから幸せ」でいられるのか。

自分で自分の気持ちをきれいに整理できるのであれば誰も苦労はしないわけで。想いというのはほんとにどうしようもないものであるよなぁ…と思う。