りつこの読書と落語メモ

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《噺小屋in池袋》 皐月の独り看板 第一夜 林家きく麿

5/18(土)、東京芸術劇場シアターウエストで行われた「《噺小屋in池袋》 皐月の独り看板 第一夜 林家きく麿」に行ってきた。


・きく麿 オープニングトーク
・やまびこ「金明竹
・きく麿「スナック・ヒヤシンス2」
~仲入り~
・きく麿 「私の頭の中の揚げ物」
ウクレレえいじ ウクレレ漫談
・きく麿「殴ったあと」

きく麿師匠 オープニングトーク
黄色いタイツに赤いTシャツ登場のきく麿師匠。はちみつの壺を抱えて…プーさん!大きなお腹がチャームポイントだよ!わはははは。
なんかしょんぼり登場したのがめちゃくちゃおかしい。
その後、サングラスをかけて誰かの真似をしようとしたようなんだけど、手違いで先に小林旭のカラオケが流れてしまい、「昔の名前で出ています」に突入したのもおかしかった!
歌いながら会場に降りてきて握手するのも演歌のリサイタルっぽくておかしい~。
のっけからこのサービス精神。最高。

きく麿師匠「スナック・ヒヤシンス2」
予告されていた「スナック・ヒヤシンス」第二弾。
ママとチーママあきこさんの二人が慰安旅行に出かける。
バスツアーの不満、生意気なバスガイドへの不満をぶちまける二人。
もうこの二人の会話で昭和なスナックの雰囲気が伝わってきてたまらなくおかしい。きく麿師匠の落語ってストーリーの展開だけじゃなく、こういうどうでもいいような会話に絶妙の面白さがあって…だから聞いていて疲れないんだと思う。
「ビビクリマンボ令和元年」も飛び出して、歌もあり踊りもあり懐かしいアノヒトもありで楽しかった~。会場もどんどんヒートアップ!

きく麿師匠「私の頭の中の揚げ物」
学校寄席に行ったときの話や圓丈一門と木久扇一門の話、などたっぷりのまくら。
デブサミットのまくらからの「私の頭の中の揚げ物」。(会場に張り出された演目名は「頭の中のカラアゲ」だったけど、その後師匠のつぶやきからこちらの演目名に)

人気のとんかつ店に向かうカップル二人。
店長がちょっとめんどくさい人だから気を付けてねと彼氏に言われると「ええ?めんどくさーい」と彼女。
いやでもほんとにうまいからさ。俺の中でNo1だよ。あんなにうまいとんかつはないよ。彼氏の力説に「じゃやっぱり行く」と彼女。
行ってみるとほとんど口をきかず眼力で会話をしてくる店長。ただものではない雰囲気。
この店長が黙って豚肉に衣をつける…もうこの所作がすごくきれいでリアルでどこをどう見てもとんかつを仕込む所作なのがもうおかしくておかしくて大笑い。
また揚げる時のポーズや温度を計るところ…それにいちいち彼女から冷静なツッコミが入るのがたまらない。
それからとんかつを食べながら彼女が彼氏が太ったことに気づき、何キロ?えええ?そんなに?ダイエットした方がいいよーーーというところから、大好きな揚げ物を断った方がいいということになり、彼女が提案したダイエット方法を試すことに…。

噺が意外な方向に進んでいくのもおかしいんだけど、主人公吉田くんの揚げ物への愛や間違ったダイエット知識やこだわりがもうすごくおかしい。
レダレダイエットもそうだけど、デブネタたまらないなー。
そして作るところや食べるところの所作がめちゃくちゃきれいでリアルなので、めちゃくちゃ肉が食べたくなった!たまらん!

ウクレレえいじさん ウクレレ漫談
初めて見た!と思ったけど、テレビで見たことあった!
最初は戸惑いがちだったお客さんが徐々にのってきて最後はものすごい盛り上がりに。
すごく面白かったし、音楽も良くて、すっかりファンになってしまった。
あとウクレレ…やってみたいなぁ…。

きく麿師匠「殴ったあと」
トリネタはなにかなと思っていると「殴ったあと」。
これ、ほんとに秀逸だなぁ…。仲居さんが歌う浪曲が場面転換になっていて、そのテンポの良さと繰り返しのおかしさで聞いてるうちにどんどんボルテージが上がっていくのだ。
ダメな男に引っかかってひどい目にあって殴られる…んだけど、最初のうちは「ああ、だめだよ、その男」「やめたほうがいいよ」と言っていた彼らも、そのうち「これ…殴られた~って言いたいだけじゃん」ってなって、女の悲しい身の上話感が薄れてくるのもいい。
楽しかった~。こんな大きな会場でこんなにすごい盛り上がり。まーろ様すごーい。感動。

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きく麿師匠・プーさん