りつこの読書と落語メモ

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第16回玉川太福”月例”木馬亭独演会

2/2(土)、木馬亭で行われた「第16回玉川太福”月例”木馬亭独演会」に行ってきた。
なんと今回のゲストがカーネーション。直枝さんが落語好きだということは知っていたけど、最近になって「太福さんが面白い」とツィート。おおお?と思っていたら今度は大田さんが以前から太福さんと知り合いで、木馬亭を手伝っていたこともあるという話も入ってきて、ぬおおおお?
そしてこの組み合わせで会が行われるという告知。
カーネーションファンの友だちに「りつこさん、ついにつながったね!」「りつこさん、すごいね!」と言われるも、私がつなげたわけではない(当たり前)。でもとてもうれしい!自分の好きと好きがつながる喜び!


・太福 みねこ「あぁお年玉」 
・太福&カーネーション 鼎談
カーネーション
 「Edo River」「愛のさざなみ」「玉川太福の唄」「夜の煙突」
・太福 みねこ カーネーション「地べたの二人 夜の煙突」
~仲入り~
・太福 みねこ「若き日の大浦兼武」


太福さん みねこ師匠「あぁお年玉」
大勢のお客さんと熱気に「ありがとうございます」と頭を下げる太福さん。
正式に芸協に入ったことを告げると場内割れんばかりの拍手。ご本人も嬉しいとは思っていたけど、twitterでつぶやいたら思っていた以上の反応をいただいて、さらには面識のない噺家さんにも祝福してもらって、ああ、すごいことなんだ、と改めて嬉しくなった、と。
そして芸協では昇太師匠の門下に入れて頂き、噺家さんのしきたりも少しずつ勉強しているところ。
そして私、早速しくじりをやってしまいました、と。
それを浪曲にしたという「あぁお年玉」。
こんな出来事がこんなふうに浪曲になるのね!またみねこ先生の三味線や合いの手が絶妙に盛り上げてくれるので、聞いていておかしいおかしい。
私のカネ友もみんなひっくりかえって笑っていて、それがまたとても嬉しい。
まさにつかみはOK。新作をやれるっていうのがものすごい武器になってる太福さん。最高だった。


太福さん&カーネーション 鼎談
大田さんが木馬亭のDVDの音声を担当していたとはほんとにびっくり。
太福さんとはその時からの付き合いで一緒に飲みに行ったり共通の知り合いがいたり…太福さんがカーネーションのライブを見に来たこともある、というのにも驚く。
そしてそのことを全然直枝さんに話していなかった大田さん。
とはいうものの、実は武春先生とカーネーションで会をやろう…という話も出ていたのだとか。
そういう意味では武春先生がつないでくれて今日の会ができたということも言える、と。
ずっと落語好きだったけど昔の名人を中心に聴いていた直枝さんがしぶらくの番組を見たりして最近は若い噺家さんや講談を勉強している、と言っていたのも印象的。
また打ち合わせなしでその場で合わせる浪曲をJAZZと評し、「おれたちもああいう風に打ち合わせなしでやろう」と言う直枝さんに「いやいやいや」と腰の引ける大田さん、というのもおかしかった。


カーネーション「Edo River」「愛のさざなみ」「玉川太福の唄」「夜の煙突」
木馬亭カーネーションを聴くって…なんてシュール(笑)。しかも結構なアウェイ感。
そして私は二人のカーネーションを見るのは実は初めてだったのだな。直枝さんの歌がバンド編成の時とは全く違っていて、しかも私がよく行ってたことのソロの歌い方とも違っていて、びっくり。
なんかこう…とてもエモーショナルになっている印象。
だから「Edo River」も「夜の煙突」も違う曲みたい。
「愛のさざなみ」は何回かバンドで聴いているけど、より女性的になったような感じ。

驚いたのは新曲で「玉川太福の唄」!
太福さんのネタの名前が入れ込んであって、それをめちゃくちゃメロウなメロディに乗せて歌っているのが、素敵なんだけどすごくおかしくて笑ってしまう。
この歌が終わった時、たまらず出てきた太福さんが「すばらしい!!」と喜んでいたのが、またとても素敵だった。

「夜の煙突」では、振り返ると木馬亭の明かりが見えたのもブラボー。
直枝さんが木馬亭浪曲にたいしてリスペクトをしているのが伝わってきて、こういうところがほんとに素敵なんだよなぁと思ったのだった。


太福さん みねこ師匠 カーネーション「地べたの二人 夜の煙突」
そして、この歌にこたえるように、太福さんが「地べたの二人 夜の煙突」。
カインズホームで買ったはしごに昇る金井くんに、自分の作業着の上に金井くんの作業着を重ね着した斉藤さんが声をかける。
ただそれだけの内容なんだけど(笑)、ちゃんと夜の煙突の風景が見えてくるのが素敵。
まるで対バンのセッションを見るようでほんとに楽しかったし嬉しかった。


太福さん みねこ師匠「若き日の大浦兼武」
仲入り後のトリネタは、先ほどセッションをしている時にこれをやろうと決めました、と太福さん。
こういう会ができたのも武春先生のおかげ。もし武春先生があんなに早く亡くならなければきっとカーネーションと会をやったのは武春先生で、自分はお手伝いをしていただろう。
こういうご縁をいただいたことに感謝して、武春先生から教えていただいた話を、ということで「若き日の大浦兼武」。

正直でまっすぐな大浦兼武が太福さんにぴったりな気持ちのいい人物。
岩倉具視が落書きした屏風を自分で買い取ることにして、警察官の安月給から毎月コツコツ月賦で返し、ようやく返し終わったころに、岩倉具視に呼び出される。
再会のシーンもユーモアたっぷり、だけどホロリとさせるところもあって、よかったー。

ほんとに特別な一夜で行けてよかった!いいもの見た!の気持ちでいっぱい。
みに行ったカネ友がみんな「面白かった!」と太福さんを大好きになっていたのも嬉しかったし、twitterで見たら太福さんファンの方々が「いいお客様だった!」とつぶやいていたのも嬉しかった。