りつこの読書と落語メモ

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夏丸・伸三 だしぬけ二人衆スペシャル

1/25(金)、すみだトリフォニーホルで行われた「夏丸・伸三 だしぬけ二人衆スペシャル」に行ってきた。


・茶光「手水廻し」
・夏丸「増位山物語」
・伸三「竹の水仙
~仲入り~
・伸三「七段目」
・夏丸「もう半分」

 

茶光さん「手水廻し」
上方版の「手水廻し」を初めて見た。長い頭の表現がたまらなくおかしい。笑った笑った。


夏丸師匠「増位山物語」
今回の会が夏丸師匠の真打昇進と伸三さんのさがみはら若手落語家選手権優勝のお祝いの会だったので、真打昇進とニツ目の落語コンクールについてあれこれ。ちょっと毒を吐いては「関係者いないでしょうね?」と腰を浮かすのがおかしい。
長めのまくらから「増位山物語」へ。相撲と歌が得意な夏丸師匠にぴったり。途中にはもちろん歌も入って、楽しかった。


伸三さん「竹の水仙
夏丸師匠がとある温泉寄席で優勝者に選ばれた半年後に出禁になった、というエピソード。「おかしいでしょう。自分たちで優勝者に選んでおいて、”歌いすぎる”で出禁にするっていうのは」に笑った。

そんなまくらから「竹の水仙」。
これがもうびっくりするくらい面白くて。伸三さんってこんなに表情豊かだったんだ?!
養子になって8年目の宿屋の主人。おかみさんには全く頭が上がらない。かたやおかみさんは子供の頃から宿屋で育ったからあたしの目に狂いはない。あの二階のお客、文無しだよ、ときっぱり。おかみさんの目力がすごくて笑ってしまう。
甚五郎は鷹揚で悠然としている。何を言われても何があっても態度が変わらない大物感。
こんなにおもしろい「竹の水仙」は初めて!伸三さん、素敵。あとで調べたらさがみはらで優勝した時の演目だった。なるほど!


伸三さん「七段目」
時間が押し気味だったのでわりと刈り込んだ「七段目」だったけど、若旦那の歌舞伎の真似事がさまになっていてかっこいい。
定吉もかわいくて楽しかった~。
落語の後にはかっぽれ。やっぱり踊りが上手だと落語の時の所作もきれいでいいなぁ。


夏丸師匠「もう半分」
居酒屋に来た老人の異様さがなんともいえない。酒を飲んだり芋を食べる時の様子にちょっと卑屈な感じが漂っている。芋を食べているところ、ちゃんと乱杭歯に見えるのがすごい。

おかみさんの突き抜けた悪人ぶりに比べて、主人の方が明らかに挙動不審になる面白さ。全体はシリアスなのにこういうところで笑えるのがまた独特で面白い。

最後のシーンは赤ん坊と老人が重なって見えて不気味。ほんとに夏丸師匠の「もう半分」は絶品だなー。

最後はもちろん歌謡ショー。
かり出された伸三さんが所在なさそうだったのがなんともチャーミングだった。

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歌う夏丸師匠

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踊る二人。