りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ブラック・スクリーム

 

ブラック・スクリーム

ブラック・スクリーム

 

 ★★★★

ニューヨークで起こった誘拐事件の犯人、自称“作曲家”が国外に逃亡、名探偵ライムと刑事アメリア、介護士のトムの3人はあとを追ってナポリに渡り、現地の警察と共同で捜査を開始する―ほぼ全編がイタリアで展開する最新作は、シリーズのファンが「こうでなくちゃ」と快哉をさけぶ場面が満載。名探偵ライムが証拠とロジックで快刀乱麻の名推理を導き出せば、アメリアは凶行を阻止するために車を疾走させ、死地へと飛び込む。もちろん大規模ドンデン返しも待ち受けています。 

シリーズも回を重ねていくとマンネリになってしまうのは致し方ないところではあるけれど、マンネリをマンネリのまま終わらせないところがさすがディーヴァー。サービス精神の塊。

首吊り縄のミニチュア、被害者の苦痛のうめき声をサンプリングした動画。うーん、なんか前にもなかったっけ?と思ったらいきなり舞台はイタリアへ。

イタリア警察の面々もバラエティ豊かで面白いし、なんといっても森林警備隊エルコレ!なんていいキャラクター。

事件だけじゃなく人間模様にもどんでん返しがあったのもよかった。楽しかった!