りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

地上のヴィーナス

 

地上のヴィーナス

地上のヴィーナス

 

 ★★★★

メディチ家の衰退、サヴォナローラの台頭、そしてルネサンスの嵐が吹き荒れる都フィレンツェで、絵筆とひとりの画家に魂を捧げた女の愛を描く。 

年をまたいで読み終わり。

私たちから見るとあり得ないほど窮屈で不自由な環境の中で知恵を絞り強い心をもって生き抜いた女性。

信仰心と自分の願望や欲望との折り合いの付け方に理解しがたいところもあったが説得力があった。面白かった。