りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

春陽党大会

11/14(水)、らくごカフェで行われた「春陽党大会」に行ってきた。
仕事で遅くなり、春陽先生のまくらの途中で入場。

 

神田春陽「木津勘助」
坂本頼光「サザザさん 第六話」
~仲入り~
岡大介 カンカラ三線
神田春陽「め組の喧嘩」

 

春陽先生「木津勘助」
上方の講談を結構教わっているという春陽先生。ある時「最古の講談を教えてやろか?」と言われ、「え?最古ってどれぐらいですか?」と聞くと「縄文時代や」。
…わはははは。30分、うほうほ言うだけの講談で、これを米朝師匠が聞いてその感想を聞かれて「えげつなかったわ…」と答えた、というまくらに大笑い。

そんなまくらから「木津勘助」。
お、聞いたことある!と思ったら、この間、里光師匠で聞いていたのだった。
あの時聞いたのとストーリーは同じ。

十兵衛の鷹揚としたところと勘助のからっとしたところの対比もくっきりしていて、魅力たっぷり。
春陽先生って語りにユーモアがあってそこが私はたまらなく好きなんだけど、とても楽しかった!


頼光さん「サザザさん 第六話」
名前だけは知っていたけれど見るのは初めて。
始まると、春陽先生も楽屋から出てきて一番後ろの席へ。芸人が見たいと思う芸ってすごい。
周防監督が今撮っている映画「カツベン!」で、活動弁士役の俳優さんに活弁の指導をしているという頼光さん。缶詰状態で撮影に立ち会う日々でかなりストレスがたまっている様子。
撮影現場の様子や自分の師匠の話などとても面白かった!

春陽先生とは昔からの付き合いで気の置けない仲ということで、今日は日ごろのストレスを解消すべく自由にやらせていただきます!と、「サザザさん 第六話」

水木しげるテイストの絵にシュールな「サザエさん」という絶妙の組み合わせ。
もうめちゃくちゃ面白くて最初から最後まで釘付けになって見入ってしまった。
楽しかった~!また見たい!


岡大介さん カンカラ三線
普段は流しをされているらしい。
明治演歌をカンカラ三味線(空き缶で作った三味線)をかき鳴らしながら歌うという…渋いんだけど若々しい…昭和風味だけど新しい…不思議な感じ。


春陽先生「め組の喧嘩」
芝居の喧嘩のめ組版?みたいな物語。
威勢がよくてかっこいいけど、ギャグも入って笑いどころもたくさんあって楽しい。
講談の世界も奥が深そうでわくわくするなぁ。