りつこの読書と落語メモ

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TWO 夏丸・萬橘二人会

10/3(水)、らくごカフェで行われた「TWO 夏丸・萬橘二人会」に行ってきた。


・萬橘「マイク・タイソン物語」
・夏丸「甲府ぃ」
~仲入り~
・夏丸「城木屋」
・萬橘「火焔太鼓」


萬橘師匠「マイク・タイソン物語」
「今日はお客様にボクシングを好きになって帰っていただきます」と萬橘師匠。
マイク・タイソンがどんなに凄いかという逸話の前に、そもそもボクシングがわからない人に向けてボクシング講座。これが非常にわかりやすい。萬橘師匠ってすごい説明上手。そしてわからない&全く興味がない私でも、思わず身を乗り出してしまう、熱い語り口。
おもしろい!そしてこれは萬橘師匠の新作なのか?
ボクシングと落語の共通点、という切り口もとても面白かったー。(出囃子と登場のテーマ、羽織とガウン、質の悪いお客!)

夏丸師匠「甲府ぃ」
真打になったお祝いを兼ねた同窓会に行ってきた、という夏丸師匠。
今も実家に帰ると母親が子供の頃と同じようにあれこれ干渉してくる、というのが微笑ましい。
そんなまくらから「甲府ぃ」。
夏丸師匠が「甲府ぃ」って意外!でもとってもはまってる!
夏丸師匠って淡々とした語り口で落語を「お話」として語るようなところが私はとても好みなんだけど、「甲府ぃ」もそういう「お話」らしくてそれがすごくよかった。
親方が夏丸師匠らしくお茶目なところもかわいくてよかったな。


夏丸師匠「城木屋」
またこんな嫌な噺を…なんだけど、夏丸師匠がやるとそんなに嫌な噺にならないのが不思議。
この噺に出てくる番頭、ほんとに迷惑でしかないし気持ち悪いんだけど、夏丸師匠がやるとなんかそういうリアルな感じがなくなってばかばかしさが勝つから、そんなに腹が立たない。
しかもお裁きの席でダジャレ連発の返答。でもこれもなんか唐突さをそれほど感じずに、楽しく聞ける。じ、人徳?(笑)
面白かった。


萬橘師匠「火焔太鼓」
萬橘師匠が「火焔太鼓」って面白くないはずがない!
「太鼓?いくらで買ったの?」
「いちぶ…」
「なに?声が小さい!聞こえない!」
「いちぶだよっ!!!」
「うるさいっ!」
おかみさんの理不尽が最高すぎる。
甚兵衛さんの頭がごちゃごちゃになって意味不明なことを言い出したりするテンションの高さと異様さがもうおかしいおかしい。
最初から最後まで笑いっぱなし。楽しかった~。


夏丸師匠と萬橘師匠ってタイプが全く違うからお互いを邪魔しあわないしとてもバランスがいい。すごく楽しい、この二人会。いいわ~。