りつこの読書と落語メモ

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第三回 柳家はん治一門会

9/28(金)、多目的サロンレタスで行われた「第三回 柳家はん治一門会」に行ってきた。


・小はだ「まんじゅうこわい
・はん治「金明竹
~仲入り~
・小はぜ「狸鯉」
・はん治「らくだ」


はん治師匠「金明竹
あとで小はぜからも話があると思いますけど、NHKドラマ「昭和元禄 落語心中」にちょこっとだけ出ます、とはん治師匠。
協会からの仕事で、小はぜが前座役、私が真打の役で…ほんのちょっとだけ…。

それから、今年ほど災害の多かった年はありませんね、とはん治師匠。
北海道の地震の時、うちの師匠は北海道に仕事で行っていた。幸い、会は中止にならずできたようですが…私心配で電話したんですが、師匠が電話に出て「大丈夫だ。心配するな。それより携帯の電池がもったいないから切るぞ」って。…私、電話しない方がよかったですね。

そんなまくらから「金明竹」。
小言を言うおじさんが結構厳しくて小三治師匠っぽい(笑)。与太郎はあんまり動じない感じで、おかみさんがすごくきちんとしているのに全然聞き取れなくて困っているのがチャーミングでかわいらしい。こういうかわいらしさって本当に自然で出てくるものだから得難いものだよなぁ。

すごく楽しかったから、もっと寄席でもかけたらいいのに!と思う。はん治師匠の古典ってすごくいいんだよ。寄席でしか見てない人はほんとにいつも決まった噺…って思ってると思う。もったいない。

 

小はぜさん「狸鯉」
一門会ができるのがとっても嬉しいと小はぜさん。高座にかけている毛氈は協会から借りたんですけどその時に「何に使うんですか」と聞かれて「一門会です」と答えたら「ああ、小三治一門会?」と言われ「いいえ、はん治一門会です!」と答えた時の誇らしさ。なんかとっても嬉しかったです。

それから「落語心中」…先ほど師匠がおっしゃってましたけど前座役で…私の方は何回か出番があったので何日か通いました。ああいうドラマってチームみたいになっていて初日は誰とも喋らずにいたんですけど、何日かいるうちに話もするようになりまして、主演の岡田さんとも話をしたりして。結構噺を覚えられてるんですよね。ネタバレになるから言わないですけど、聞いたら私が覚えてない噺ばかりだったりして…すごいな、と思ったり。
で、岡田さんからは「小はぜにいさん」と呼ばれたりして…いやそれ「にいさん」じゃなく「あにさん」だよ…と思いながら、面白いから教えないでいたり…。
あと落語のこととか落語家のこととかいろいろ聞かれました。「落語家っていうのはどこがちがうんですか?どうしたら落語家になれるんですか?」と聞かれて「了見ですね」と答えました。えへへ。

…うわーーー、小はぜさんがドラマに!すごい。

そんなまくらから「狸鯉」。
まくらが長めだったから十八番の噺でぴしっときめた感じかな。師匠の「らくだ」が控えてたっていうのもあるだろうけど、もう少したっぷり見たかったな。


はん治師匠「らくだ」
たっぷり丁寧な「らくだ」。
兄貴分にやくざ者っぽい怖さがある。「俺がやさしく言ってるうちに」という台詞はよく聞くけど「俺が言ってるんだぞ」というのは初めて聞いたかな。

肩をすくめて怖がるくず屋さんがとてもチャーミング。「あーなんでこういうことになっちゃったのかなぁ」と嘆くくず屋さんがはん治師匠と重なってかわいい。
やけくそで歌う「かんかんのう」がすごくおかしくて大笑い。
お酒をすすめられて「あたし、昼間に飲んだことないんですよ」っていう台詞、3杯目を飲んでくず屋さんの態度が一変すると兄貴分が「あんまり癖が良くねぇなぁ…」「昼間は飲まないんだろ?」と腰が引けるおかしさ。
今までさんざん怖がっていたくず屋さんが立場が逆転して「おれは今日は帰らねぇ!!」とすごむのが楽しくて、「やったー!!」って感じ。
この噺、あんまり好きじゃないんだけど、はん治師匠のはすごくおかしくて笑いが多くてとっても楽しい。
すごくよかった!