りつこの読書と落語メモ

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神楽坂トンボロ落語

9/26(水)、カフェ・トンボロで行われた「神楽坂トンボロ落語会」に行ってきた。

・柳若、さん光、しん乃 トーク
・柳若「青菜」
・しん乃「星野屋」
~仲入り~
・さん光「幽霊の辻」


しん乃さん「星野屋」
3人のトークの時に謝楽祭の話が出たので、しん乃さんも謝楽祭に出た時の話。
「私、だいたいは師匠のお店を手伝っていたんですが、ある時占い師をやったことがあったんです。これが妙に当たると評判になりまして。結構お並びいただいたりして、お客様からいろんなことを相談されました。でも考えてもみてください。私のような人間に向かって”うちの会社は将来大丈夫でしょうか”とか”私はこの先どうなるでしょうか”とか…。私の方がよっぽど心配ですよ。一生前座だったらどうしよう、って」。
…ぶわはははは!おかしい!!笑い事じゃないけど大笑い。

また、芸協に移ってきて、何かの時に「私がニツ目のころに」と話をしたら、とある師匠から怒られました。「私がニツ目のころって…お前は真打か!」。
ぶわはははは。それもおかしい。っていうか、そういうことをネタにできるようになってほんとによかったね、しん乃さん。

そんなまくらから、落語に入ってびっくり。「星野屋」だ!フツウの前座さんだったら絶対に持ってない噺!

いやこれが意外にも(失礼!)よかったのだ。
旦那が店を潰してしまったから身を投げるつもりだと言うと、「私は今まで旦那のおかげで生きてきたんだから、旦那がいなくちゃ生きていけません」って言うんだけど、それが本気のようにも聞こえるしお芝居(宝塚!)のようにも聞こえる妙。
で、泣かせるようなことを言ったかと思うと、ケロっとしてみたり、そのバランスもいいし、なんといってもとってもチャーミング!それでいてちゃんと悪女でもあるという。
うわーー、なんかいいっ!面白いよ、しん乃さん。

 

さん光さん「幽霊の辻」
しん乃さんがまくらで夢の話をしたり、またその夢の話が自分で自分の死体を見るっていう内容だったりで、封じられた噺がたくさん!とさん光さん。
…たしかに…寄席でやったら怒られそう~。
それから、今年の夏もいいことがなにも…彼女ができませんでした、と。
彼女ができたらお化け屋敷に行きたい。非日常空間で会話をして…手をつないだりなんかして…お化けが出てきたらキャーって言って抱き着いたりして。あ、あたしが彼女に。…あ!今みんな「きもいっ!」って思いましたね!
…ぶわははは。いやいや思わないですって。

そんなまくらから「幽霊の辻」。
この噺、さん光さんで聞くの二回目なんだけど、楽しいんだなーさん光さんの「幽霊の辻」は。
前に違う人で聞いて引くほど怖かったんだ…そしてなんか許せない気持ちになったんだ、その時は。なんて嫌な噺!って思って。
さん光さんの「幽霊の辻」がなんで楽しいかっていったら、旅人に語るおばあさんのキャラクターがとてもかわいい。おどろおどろしい話をあのペタペタした喋り方で喋るから、怖いっていうよりばかばかしくて笑ってしまう。
あとさん光さん自身が怖がり屋らしいので、怖がらせる方より怖がる方に寄ってるから、見ていて不快にならないのかもしれない。そういう意味ではまくらが効いてるし、サゲがまくらとつながっているのもいいな。
楽しかった!