りつこの読書と落語メモ

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柳家小はぜ勉強会其の八 ~勉強会ですが負けませんっ!~

6/9(土)、和光大学ポプリホールで行われた「柳家小はぜ勉強会其の八~勉強会ですが負けませんっ!~」に行ってきた。

 

・小はぜ「子ほめ」
・小はぜ「臆病源兵衛
~仲入り~
・小はぜ「へっつい幽霊」


小はぜさん「子ほめ」
今日は二席ネタ卸しをします、と小はぜさん。
本当は今日やりたかった噺があったんだけど、師匠とスケジュールが合わなくて上げの稽古ができなかった。そのかわり8月にやろうと思っていた噺があがっているのでそちらをやります、と。
通常はあげの稽古を師匠にお願いしてお互いのスケジュールを見て日にちを決めていただいて稽古に伺うんです。で、日にちが決まってからそこに向けて仕上げに入るんですね。
それが今日やる噺については、浅草にその師匠が自分の出番よりずいぶん早くいらしていて、そこで稽古をお願いしたら「じゃあんちゃん今日やろうか」と言われまして。
その時点で100%ではなかったので「え?」と言ったんですが、「できない?」と言われて「大丈夫です」と。
で、あげの稽古の時って師匠によってはやってる途中で止めて「ここは違う」とおっしゃる師匠もいれば最後まで聞いてそこでまとめて注意する師匠もいらっしゃる。また、聞いてる間にメモをとってそれをこちらに渡してくださる師匠もいれば、言うだけ言ってメモはくしゃっと捨ててしまう師匠もいる。
私が稽古をつけていただいた師匠は最後にまとめて注意をおっしゃってメモをくださる師匠だったんです。
で、稽古が終わってからメモを見たら、私がうけた注意が全部そこには書いてあったんですが、一番最後に一言「付け焼刃は剥げやすい」と書いてありました…。この一言が全てでしたね…。

…ぶわはははは!!最高。誰だろ、その師匠。なんとなくイメージ的には雲助師匠っぽい。(「あんちゃん」とか「今日ここでやっちゃおうか」とか)
このエピソードがすでに落語だなぁ。こういうのを聞くと落語の世界がますます好きになるなぁ。

そんなまくらから「子ほめ」。
小はぜさんの「子ほめ」面白い!この間聞いた時も思ったんだけど、これだけ聞き飽きてる噺なのに笑えるってすごいよ。


小はぜさん「臆病源兵衛
ネタ卸しとは思えない完成度の高さ。
なによりも臆病者の源兵衛の臆病っぷりがおかしい~!小はぜさんにとっても合ってる!
また後半の場面がすごくいい。落語っぽくて。
殺されたと思い込んでる八五郎不忍池を見て「蓮の花…極楽だ!ありがてぇ!」って喜んだり、通り過ぎた男たちの「(場末の遊郭が)地獄かと思ったら極楽だった」という言葉に「んん?」と思ったり、すごく楽しい。
遊郭の裏口でおばあさんが鶏の羽をむしってる姿がちょっと不気味でおかしかった~。
そしてその後のまくらで小はぜさんが相当なびっくりしぃであることが明らかに。やっぱり!そうだと思った(笑)。


小はぜさん「へっつい幽霊」
勘当された若旦那をくまさんが誘ってへっついをもらいにいくという形。なんかこの形の「へっつい幽霊」久しぶりに聴いた。

くまさんが剛毅でいいなぁ。へっついから出てきた30両を半分こして全部使い切っちゃって「まぁしょうがねぇや。もともとなかった銭と思えば」とさばさば。
幽霊で金を返せと若旦那の所に出たと聞けば、さっと若旦那の実家に出かけて行って30両もらってきて「返してやろうじゃねぇか」。

出てきた幽霊の気の弱そうなのがまたおかしくて笑った~。
楽しかった!