りつこの読書と落語メモ

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「負けてたまるか!?」七連発 第六番勝負「雷門音助・柳家小はぜ 二人会」

3/21(水)道楽亭で行われた「負けてたまるか!?」七連発 第六番勝負「雷門音助・柳家小はぜ 二人会」に行ってきた。

すばらしい組み合わせ。この二人会はいいと思うなぁー。

 
・小はぜ「一目上がり」
・音助「権助魚」
・小はぜ「真田小僧
~仲入り~
・音助「宿屋の仇討」

小はぜさん「一目上がり」
道楽亭の作ってるチラシの写真。前回はお客様が撮ってくれた写真が使われていたので、できれば商材で、とお願いした。
そうしたらおそらくこれ協会のHPに載せてる写真なんですけど、なんか明らかに画像が荒くて…音助さんの写真と重ねるとなんか背後霊のよう…なのに自分の方が前に出ちゃってて…。

…ぶわははは。
小はぜさん、決して文句を言ってるわけじゃなくて本心からそう思って言ってるんだろうけど、面白い!
そうなのよーどうかと思うのよ、ここのチラシ。

このニツ目同士を組み合わせるこのシリーズ、話をいただいたとき「できればほかの協会の方とお願いします」と言ったという小はぜさん。
同じ協会だと寄席や会で一緒になることも多いので、できれば普段一緒に仕事をできない人がいいなぁと思ってそうお願いした。そして自分がそう言ったとき頭にあったのは音助さん。できたら音助さんと一緒がいいなぁ、と心の中で思っていたのだけれどそんな気持ちも汲んでいただいたようでとてもうれしい。

そして前回の宮治さんとの会のことや道楽亭がある2丁目界隈のことや自分は何でも楽しみは最後に取っておくほう、というようなことをあれこれ。
小はぜさん、まくらが苦手と言いながら結構まくらが長くなる傾向が。しゃべってるうちにああでもないこうでもないって逡巡する感じ。

そんなまくらから「一目上がり」。
最初、「道灌」を通しでやるのかな?と思った。
小はぜさんのご隠居さんとはっつぁんは仲がよさそうでいいな。二人のやりとりだけで楽しい。さすが前座の頃「道灌」をやり倒しただけのことはあるな。
またまくらで春にニツ目に上がる人たちのことを話題にしたから、そのお祝いの意味もあるのかな。とてもよかった。


音助さん「権助魚」
小はぜさんとは1年前にとある会で一緒になり帰りの電車、二人で帰ったことがある。
その時に落語に対する熱い想いを語り合ったりして、いいなぁと思っていた。
小はぜさんは自分の協会の後輩とかと会をやっていて「なんで自分とじゃないんだ」と羨ましく思っていたのでこうして二人会をできてうれしい、と。

また今日は三越落語会で自分の師匠と小三治師匠が一緒に出ている。
こんなことはめったにあることじゃないからこの目で確かめたいという気持ちもあった。
もともと師匠からはめもの入りの噺をやるからこの日は空けておいて、と言われていた。
そのつもりで空けていたのだが、しばらくしたら「違う噺をすることになったから空けておかなくていいよ」と言われた。
そうしたらこの会が入ったので、これもめぐり合わせだなぁと思って…。

そんなまくらから「権助魚」。
音助さんも小はぜさんも同じようにきれいな落語をするしゅっとした前座さんだったけど、ニツ目になってだんだんカラーのようなものが出てくるようになってきて、それがほほえましくもあり楽しみでもあり。
音助さんは最近なんかひょうきんな感じが出てきていてそこが面白い。

権助魚」、ふてぶてしい権助にとぼけた味があってチャーミング。
音助さんの落語は引くところがいいなぁ。この間がなんともいえない。


小はぜさん「真田小僧
金坊がお小遣いをやたら欲しがるうるさい子供じゃなくて、なんだかんだああだこうだと理屈っぽいのが小はぜさんらしくてとてもおかしい。
前に聞いた時よりバカバカしさが増していて、思わずぷぷぷっと吹き出すシーンが多かった。
はしょりながらもちゃんと通しでやるところが小はぜさんらしい。


音助さん「宿屋の仇討」
この噺大好きなんだけどなかなか生で聞けないのでうれしい。

3人組の能天気さがかわいい。
お侍と聞いてひゅ~っと引くんだけど、3人でしゃべってるとつい忘れちゃって、伊八が入ってきても気づかないで注意されて「あ、そうだった!」ってなるのがなんともおかしい。
それまできゃーきゃー騒いでたのに思い出したとたんに声なき声になる面白さ。

難しい噺をさらりとするなぁ…。
音助さんはしゅっとしていていいなぁ。

とても楽しい二人会。二人ともニツ目になってまだ日が浅いというのが信じられない感じだ。