りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭2月下席夜の部

2/28(水)末廣亭2月下席夜の部に行ってきた。

・歌太郎「磯の鮑」
・にゃん子・金魚 漫才
・円太郎「権助芝居」
・馬生「猫の皿」
翁家社中 太神楽
・南喬「味噌蔵」


南喬師匠「味噌蔵」
けちな人のまくらから「味噌蔵」。
けち兵衛さんの前半のケチぶり…おかみさんを持ちたがらなかったり婚礼の晩もおかみさんには二階に上がってもらったり…ひどいんだけど、なんかあっけらかんとしているから思わず笑っちゃう。
寒い晩におかみさんが暖かそうな布団を持ってきたことを思い出して、「二階に上がって貸してもらおうかな。でも近所の人に見られて、怪しいなんて言われたら…」とつぶやいてから「結婚したんじゃねぇか!」と気づくばかばかしさ。
子どもができて弱ってるけち兵衛さんを見て番頭さんがちょっと面白がって笑ってる感じがあってそれにびっくり。今までそんなふうに感じたことなかった。
そこらへんからすでにこの番頭さんの人柄がにじみ出てきてるんだなぁ。

旦那の居ない間にごちそうを食べましょうと奉公人に言われて厳しくたしなめたあとに「私もはなからそのつもりだった」。
番頭さんのその言葉を聞いて「驚かさないでくださいよ」と奉公人が言うと「小言は言うべし。酒は飲むべし」って…いいなぁ、そのセリフ。
みんなが食べたいものをいうのを番頭さんが嬉々としてメモする姿も楽しいし、その後の奉公人たちのべろべろな酔っ払いぶりが楽しい~。

戻ってきて怒り狂う旦那が「今日はみんな酔っぱらってて何を言っても無駄だし何かあっても助けにならないから寝ちまいな」というのもちょっと面白い。
できればこの後旦那のケチがすこーしでもゆるめばいいなぁ。

南喬師匠のトリ、結局3日しか(3日も?)来られなかったけど、楽しかったー。
次は国立だ!(行く気満々)