りつこの読書と落語メモ

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らくごカフェ火曜会OB会 小せん・志ん陽二人会

1/30(火)らくごカフェ火曜会OB会 小せん・志ん陽二人会


・志ん陽「天狗裁き
・小せん「弥次郎」
~仲入り~
・小せん「お血脈
・志ん陽「ふぐ鍋」


志ん陽師匠「天狗裁き
天狗裁き」といえばさん喬師匠のイメージが強くて、寄席でさん喬師匠が「天狗裁き」をかけると、「ああ、またか」と思うけれど、聞けば必ず笑ってしまう。
そしてさん喬師匠のイメージが強すぎてそれと違うと「あれ?」と思ってしまう。
難しい噺なんだなぁ…。繰り返しが多いからそこをどうやるか(はしょると繰り返しの面白さがなくなるし、かといってきちんとやると飽きる)にかかっているような気がする。
志ん陽師匠はさすがに加減が絶妙~。やっぱりセンスがいいんだなぁ。
それでも正直スカッと面白い!とまではいかなかったかなー。


小せん師匠「弥次郎」
「弥次郎」通しで聞けることはめったにないのでうれしい。
小せん師匠、とっても楽しそうにこの噺をされるなぁ…。
寄席でしか見たことがなかったけど、なんかいいなー。


小せん師匠「お血脈
落語家の何が難しいって高座の上で噺を決めること。これがかなり難しい。
お客さんに合わせなきゃいけないんだけど、その見極めがとにかく大変。
今日もこうやってまくらを振りながら今日のお客さんにはどんな噺をしたら喜んでいただけるんだろうと悩んでいるわけなんですが。

そんなまくらから「お血脈」。
いやもうこれが楽しくて楽しくて。小せん師匠の印象がガラッと変わった。

お釈迦様の誕生の話はいろんな噺家さんで聞いているけど、そのお釈迦様が学校を出たものの就職先が決まらず、そこに友だちの阿弥陀様に出くわして「しゃかちゃん」「あみちゃん」が「就職決まった?」「書類で落ちちゃって」みたいな話をして、「じゃおれらで宗教ひろめちゃう?」ってなるっていう会話の軽さとバカバカしさ。
すごく軽いんだけど、全然下品じゃなくてすごく楽しい。

閻魔様が軽くて実務的なのに、石川五右衛門がやたらと気取るのもおかしくて、最初から最後まで笑い通し。
楽しかった~。
「今日のお客さんにはこれ」がバッチリ当たったんだなー。すごい。


志ん陽師匠「ふぐ鍋」
これがまたすごく楽しかった。
ふぐに先に口をつけたくない二人のやり取りがべらぼうにおかしくて、目をつむって食べる…と見せかけての表情が別人みたいで大笑い。
そしてなによりも食べる様子がほんとにおいしそう~そして温かそう~。

火曜会でのこの組み合わせは2年ぶりとのことだったけど、行けてよかった。楽しかった。