りつこの読書と落語メモ

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国立演芸場11月中席夜の部 三代目桂小南襲名披露興行

11/17(金)国立演芸場11月中席夜の部 三代目桂小南襲名披露興行に行ってきた。

山上兄弟 マジック
小遊三「蒟蒻問答」
~仲入り~
・襲名披露口上(可龍:司会、金太郎、小南、南なん、鯉昇、小遊三
・南なん「不動坊」
・鯉昇「ちはやふる
東京ボーイズ
・小南「箒屋娘」

小遊三師匠「蒟蒻問答」
問答のまくらから「蒟蒻問答」。わーーー!
小遊三師匠、この披露目にもほとんど全部に出て、噺もいろいろ変えて…「蒟蒻問答」なんて面倒な噺だと思うんだけど、それをかける素晴らしさ。好きだなぁ。
お寺にはいろいろ符丁があったと言ってあれこれ並べてから…「今思い出せるのはこんなもんかな」がリアルで笑った。

蒟蒻屋のおやじの「いーよーそんなの適当にやれば」の大物っぷりが板についていて楽しかった~。

襲名披露口上(可龍師匠:司会、金太郎師匠、小南師匠、南なん師匠、鯉昇師匠、小遊三師匠)

南なん師匠の口上、「春日部ですから」の文句のあとに、「みなさんの応援をよろしくおねがいします」とさらにシンプルになっていた。

鯉昇師匠の口上。小南師匠の落語を「楽屋の仲間が袖で聞いていて楽しい落語です」。なによりうれしい言葉だよなぁ。素敵だなぁ。


南なん師匠「不動坊」
夫婦のご縁のまくらで「もしやもしや」と思っていたらやはり「不動坊」だった。がーん…。
もう南なん師匠には「不動坊」しか聞かせてもらえないような気がしてきた…。しくしく…。
毎日「不動坊」をやってるわけではなく、そのほかの日は違う落語をやっているだけに…ショック。
ってこんな風に噺でがっかりするのは本当に失礼だし、そんな風に思ってしまうのは私が南なん師匠を追いかけすぎてしまったせいだから、しばらくもう行くのよそうと思う。あーー南なん師匠の「不動坊」を聞きたいよー!と思えるようになるまでは行かない。決めた。


鯉昇師匠「ちはやふる
私時々床屋に行きます、と鯉昇師匠。
みなさんが「お前が床屋に?行く必要ある?」と思われたことは伝わってきましたけど、行くんです。行くようにしてるんです。
みなさん見ての通り私の頭は床屋さんが本気を出せば3分で終わる。本気出さなくても6分もあれば十分なはず。なのに毎回40分かかる。なんで40分かかるんだろう。そう思ってこの間薄目を開けてみたら、床屋の親方、私の耳元でハサミをただかしゃかしゃ言わせてただけだった。

でもそういう風に時間をかけないと手を抜かれたと言われるんでしょう。
時間が信用になる商売っていうのがあります。私どもの商売もそうです。
今まで出てきた噺家も合わせて全員で40分もやればほんとは終わるんです。でもそれだとお客さんがなんか損をした気分になってしまう。だからこうやって無駄話をして時間を延ばして落語を始めて「このあたりでよかろう」というところでおしまいにするんです。

…ぶわはははは!おかしい~!!
その後の9時のサスペンスドラマの話もおかしかった~。
そんなまくらから「ちはやふる」。
前に聞いた時よりさらに進化していて楽しい!モンゴルの草原にぽつんとたった豆腐屋。そこに千早が来てからの展開が前と違って、背中を押されて飛んで行ってしまって終わり。戻ってこない。
ほっとした竜田川が豆腐を桶にぽちゃんと落としておしまい。

いやぁ面白かった。最高だった。


小南師匠「箒屋娘」
これもまた先代小南師匠の噺らしいけど、いやぁ…独特だなぁ。特に笑いどころがあるわけではなく、でもこれはもともとそうなのか今の小南師匠がそうだからなのかわからないけど、若旦那の喋りが独特で少しエキセントリック。
前はこれがちょっと苦手だったけど、このお披露目で見慣れたせいか、これはこれで一つの味だな、と思うようになってきた。

楽しかった。