りつこの読書と落語メモ

はてなダイアリーからブログに移行しました。

湖畔荘

 

湖畔荘〈上〉

湖畔荘〈上〉

 
湖畔荘〈下〉

湖畔荘〈下〉

 

 ★★★★★

ロンドン警視庁の女性刑事が問題を起こして謹慎処分となった。女児を置き去りにして母親が失踪したネグレクト事件を担当していて上層部の判断に納得がいかず、新聞社にリークするという荒技に走ったのだった。ロンドンを離れ、コーンウォールの祖父の家で謹慎の日々を過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷・湖畔荘を偶然発見、そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、その生死も不明のまま迷宮入りになっていることを知る。興味を抱いた刑事は謎に満ちたこの事件を調べ始めた。70年前のミッドサマー・パーティの夜、そこで何があったのか?仕事上の失敗と自分自身の抱える問題と70年前の事件が交錯し、謎は深まる!?

面白かった~。久しぶりに寸暇を惜しんで読んだ。

コーンウォールを舞台に、70年前と現在の物語が交互に語られる。

物語の進め方がとても巧みなので、どうなる?どうなる?と先が気になってページをめくる手が止まらない。ミステリーの要素もあるけどそれが全てではないから、描写や人物像をじっくり楽しめる。

後書きにあるように「しかるべき形に」きちんと収まる結末。できすぎとか都合がいいと言う人もいるだろうけど私は満足。これ以上の結末はない!とおもう。楽しかった~!