りつこの読書と落語メモ

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池袋演芸場10月上席

10/7(土)、池袋演芸場上席昼の部~夜の部(途中まで)に行ってきた。


昼の部
・市坊「たらちね」
・わさび「茗荷宿」
・やまと「近日息子」
マギー隆司 マジック
・文雀「猿後家」
・扇生「看板の一」
・おしどり 音曲漫才
・春輔「権兵衛狸」&かっぽれ
・たけ平「目黒のさんま」
・ストレート松浦 ジャグリング
・喬之助「締め込み」
~仲入り~
・志ん陽「疝気の虫」
・小さん「長短」
笑組 漫才
・馬石「井戸の茶碗

 

夜の部
・小ごと「道灌」
・朝之助「壺算」
・さん助「だくだく」


わさびさん「茗荷宿」
前座さんでクスリとも笑わなかったお客さんをちゃんとのせていったのはさすが。
いやぁ。市坊さんの「たらちね」も良かったんだよー。なのにお客さんがしーん。笑いづらいわ!
わさびさんって見た目いかにも弱そうだけど、そのふわっとした見た目を利用してお客さんを警戒させずに懐に入り込むのがうまいというか、無理に笑わそうとしないけど自分の側にお客さんを引きいれるのがうまいんだよなぁ。まくらに「技」を感じる。素敵。
「茗荷宿」という噺の選択もよかったなぁ。

茗荷尽くしの夕飯に「シェフの気まぐれ茗荷…。言えてねぇじゃねぇか!」っていうの、おかしかった~。


やまと師匠「近日息子」
この間は、ための多い落語で苦手かもと思ったんだけど、「近日息子」面白かった。ちょっと与太郎が作りすぎてる感があったけど、この位置でこの噺っていうだけでぐっときちゃうな。


マギー隆司先生 マジック
もう大好きなんだ、マギー隆司先生。最初から最後までおかしくておかしくて。ツボにはまっていつまでも笑いが止まらない。ラブ。


文雀師匠「猿後家」
龍玉師匠の代演。
「代演というと、何かあったのかしら。病気?事故?と心配されるお客さんがいらっしゃいますが、心配無用です。噺家はこういう場合は99%、他にもっといい仕事があってそっちに行ってますから。むしろ心配されなきゃいけないのは出てる私の方です」には笑った。

「猿後家」、あんまり好きな噺じゃないけど、楽しかった。初めて見る師匠!と思ったけど自分のブログを検索したら前に2回見てた。


扇生師匠「看板の一」
うーん、いいなぁこの師匠。動きがすごくシャープで表情も豊かで、でもこざっぱりしててとても噺家らしくて素敵。かっこよかった。


春輔師匠「権兵衛狸」&かっぽれ
この師匠のゆったりした語り口、すごく好き。またこの語りと「権兵衛狸」が合ってる!
サゲのセリフが男っぽかったのが意外性があってよかった。
踊りの前の前座さんとのやりとりも楽しいし(市坊さんがニコニコしててかわいかった~)踊りも楽しい!


たけ平師匠「目黒のさんま」
「目黒のさんま」を地噺でするのって初めて見たけど、いやぁ…嫌い(笑)。
私、この噺大好きなんだけど、地の部分がうるさくて噺の面白さが全く伝わってこない。台無し感が…。
あとこの師匠の攻撃的な話し方が苦手。
なんかのギャグをいれた時にあんまり笑いが起きなかったら「浅草ならうけるのに」と言っていたけど、ほんとにこの師匠は浅草向きなんだな、と思ってしまった。

 

ストレート松浦先生 ジャグリング
途中で何かスイッチが入ったらしく、3つの箱を投げながらくっつけるやつで大技にチャレンジ。
汗だくになりながら「たけ平師匠の落語を見ていて、代演なのに好き放題やってやがるなぁ!と思ったんですけど、私もですね!」。
すごかった!


喬之助師匠「締め込み」
代バネの馬石師匠のことを「憧れの雲助一門」「馬石兄さんとは同期なんです。一か月だけ自分の方が後輩」と喬之助師匠。
自分の師匠の代演をつとめるなんてすごい。憧れです!と言いながら「なんで弟子をとらないの?弟子にしてくださいって来るでしょう?」って本人に聞いたら「ぼくは70歳になるまではとらないの。」…って、馬石師匠の物まねがうますぎて大爆笑!

「70?そしたら弟子が真打になるころには85歳だよ。その時に口上に上がれるかわからないじゃない」と言ったら「大丈夫。僕は104歳まで生きるから」。
「104?なにその半端な4歳は?」
「うん。ロスタイム」
「4年のロスタイムってどんなだよ!」

…ぶわははは。最高だなぁ、その会話。

喬之助師匠の「締め込み」はテッパン。
のこのこ出てきて夫婦喧嘩を止めに入る泥棒とそれにお礼申し上げる夫婦がおかしい。

 

志ん陽師匠「疝気の虫」
思っているより暗めに始めるんだけど、内から湧き出てくる明るさがあるからそれもまた楽しい。
疝気の虫のはしゃぎっぷりがすごくおかしい。
いやぁ、もうこういう噺を寄席で聞けるとすごくうれしくなっちゃうなぁ。
好きだなぁ、志ん陽師匠。


馬石師匠「井戸の茶碗
普段聞く「井戸の茶碗」とちょこちょこ違ってる。
屑屋さんがすでに千代田先生を知っていたり、仏像も100文で買ったのを600文で売ったり…これは馬石師匠の工夫なのか違う型なのか。

陽気で軽めの「井戸の茶碗」、とっても楽しかった。


さん助師匠「だくだく」
ちょっと異様な雰囲気の客席(しーん!としたり、思わぬところでどっとウケたり…)に戸惑い気味?

ちょっとハラハラしたけど、粋などろぼうとの「つもり」ごっこ。楽しかった!