りつこの読書と落語メモ

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三遊亭遊吉の会

10/6(金)、上野広小路亭で行われた「三遊亭遊吉の会」に行ってきた。
寄席で見て好きになった遊吉師匠。もっとたっぷり見たいなぁと思っていたら、独演会があったので行ってみた。

・金かん「狸札」
・遊吉「質屋庫」
~仲入り~
・ポロン マジック
・遊吉「御神酒徳利」


金かんさん「狸札」
いいなぁ、金かんさん。今の前座さんの中で一番好き。まくらなしで名前も名乗らず何も入れずに落語やるんだけど、テンポがいいし語りもいいし噺だけで笑わせてくれる。
二ツ目になったらどんな落語をやるんだろう。


遊吉師匠「質屋庫」
遊吉師匠の落語の魅力は、ふわっとした軽さとスピードとキレのある動きかな。クレバーだけど全然嫌味がない。
遊吉師匠の「質屋庫」は前にも一度聞いたことがあるけど、テンポがよくて軽くていいなぁ。
旦那が怒っていると聞いて、次々悪事を告白するくまさん。
旦那が「あれもお前さんだったのかい。うちならいいけど他でやったらお縄になるよ」と言うと「大丈夫です。ここでしかやらないんです」には笑った。

サゲがわかりにくいのがこの噺の難点かなぁ。私は大好きなんだけどね。

 

遊吉師匠「御神酒徳利」
ネタ出しされていたこの噺。何年かぶりにやってみたら教わった直後にやった時より時間がかなり短い。どこか抜けちゃってるのかなぁ。でもまぁ噺のつじつまがあえばいいか。
そんなまくらから「御神酒徳利」。

おっちょこちょいの二番番頭。自分が水瓶の中に徳利を隠したことを忘れて家に帰ってきて水を飲もうとして水瓶をあけて初めて思い出す。
女房に「お前が一緒に行って謝ってくれ」と言うのが、普段女房に頼ってる姿が垣間見られておかしい。
おかみさんが「だったら占いをやればいいよ」「お前は父親が易者だからそう簡単に言うけど、占いなんて簡単にはできないよ」「簡単だよ。適当に言えばいいんだから!」。この軽さがなんとも楽しい。

この噺って通しでやると、最初はただの嘘だったのが、二回目は偶然に助けられて、三回目は神様が出てくる、っていう、なんともいえず不思議な流れ。

番頭も二回目の時は「逃げよう」だったのが、三回目になると「どうか助けて下さい」と本気で信心するのが面白いなぁ。その信心が「御神酒徳利」というタイトルにつながっている気がする。

楽しかった~。

それにしても「質屋庫」と「御神酒徳利」、両方ともさん助師匠がやっていた噺で、しかも両方とも同じような形だったのが面白い。おそらくなんの接点もないのに。

そしてサゲを言って頭を下げて追い出しがかかった時にそれを遊吉師匠が止めて、ご挨拶。
手拭いを5枚プレゼントってあったんだけど、手を挙げればよかった…しくしく…。あたしってどうしてこう中途半端にかっこつけちゃうんだろう。後悔。