りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場10月上席夜の部

10/3(火)、鈴本演芸場10月上席夜の部に行ってきた。
しのばず寄席で蝠丸師匠のトリを見てから鈴本演芸場へゴー。ちょうど仲入りで入れた~。
会社帰りのダブルヘッダーは初めて。やればできる!

ホンキートンク 漫才
・百栄「寿司屋水滸伝
・勝丸 太神楽
・馬治「唐茄子屋政談」


百栄師匠「寿司屋水滸伝
百栄師匠のふにゃふにゃした語り口と、この寿司が握れない洋食専門の寿司屋のオーナーがぴったりで楽しい~。
本家より百栄師匠のやつのほうが好きだな、この噺。


馬治師匠「唐茄子屋政談」
ただいま真打披露興行真っ最中の三木男さんのことを「ほんとに純粋でピュアで真っ直ぐ。ただ世の中からはずれている。落語に出てくる若旦那と一緒」と言って「唐茄子屋政談」へ。


ふにゃふにゃした若旦那と口は悪いけど優しいおじさんの両方が馬治師匠にぴったりで、なんかとても不思議な感覚。
なんだろ、ほんとに二人が見えてくるみたいなんだな。

かぼちゃを背負って通りに出た若旦那。坂で転んでしまうと心配して転がったかぼちゃを拾い集めてくれた人が事情を聞いて「俺が売ってやるよ!」と。
残り2つになったかぼちゃを背負って歩き出した若旦那が「ああ…ありがたいなぁ。ほとんど売ってくれた。あとの二つは頑張って自分で売らなくちゃ」と歩き出すのが、純朴でかわいらしい。
売り声を出すのも恥ずかしくて「稽古しよう」と脇道に入って吉原田んぼで花魁のことを思いだしながら歌を口ずさむのが、なんともいえず呑気でいいなぁ。

最後までやらず歌うところで終わってしまったのがちょっと残念だった。