りつこの読書と落語メモ

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落語ぴっぴ堂vol.3

9/15(金)、新馬場スペース松本で行われた「落語ぴっぴ堂vol.3」に行ってきた。
前から行ってみたいと思っていたこの会。ちょっと家から遠いんだけど、会社からならそんなに遠くないし、気の合う仲間とわちゃわちゃしている小はぜさんを見てみたいという…ハハゴコロ?

・鯉丸「鮫講釈」
・今いち「四人癖」
~仲入り~
・小はぜ「宿屋の富」

鯉丸さん「鮫講釈」
リニアモーターカー、品川から名古屋まで47分だそうです。名古屋まで47分と言われてもピンとこないんですけど、品川から橋本まで6分。そっちのほうがなんかワクワクしませんか?ワープっぽくて。

そんなまくらから「鮫講釈」。
なんかよく聞く「鮫講釈」よりこの間露の新治師匠で聞いた「兵庫船」っぽいなと思ったんだけど、wikiで見るとサゲでタイトルが変わるらしいので、ってことは「鮫講釈」だったのかな、と。
最初の謎かけとか講釈とか結構難しい噺だよなー。
鯉丸さんって滑舌があんまりよくないっていうイメージが強いんだけど、なんかあんまり気にならなくなってた。成長を感じるなぁ。
ってあたしは何様だ。ははは。


今いちさん「四人癖」
新作っぽい小噺がなんかすごく面白くて…あーでも何一つ覚えてない。くーーー。なんだったっけ。
これは新作をやるのかな?と思っていたら「四人癖」だった。
この間鯉んさんで聞いたばかりだけど、鯉んさんよりしぐさがうざくない(笑)。
今いちさんって所作がとても小さめなんだな。それがいいのか悪いのかわからないけど、私は結構好きだな、今いちさんの落語。あっさりめでのんびりした面白さがあって。


小はぜさん「宿屋の富」
自分はお客さんの数はあんまり気にならない。いやもちろんたくさん入っていただいたら嬉しいけど少ないからどう…とはあんまり思わない。この間インタビューを受けていてそう言ったらすごく驚かれたんですけど。
小三治師匠の会の前座だと千人近いお客さんの前でやることもあるし、今日みたいに…少ないお客さんの前でやることもあって…でもどちらの方が緊張するというのはなくて、どちらでも同じように緊張します。それがいいのか悪いのかはわからないですけど。

あと私…今日はまだ何の噺をするのか決められてません。たいていいつもは上がる前に3つ4つ候補を考えて上がるんですけど…今日は決められないまま上がってしまって…。
そう言いながら「馬喰町はかつては宿場が…」と始まったので、お!宿屋の富!と思っていると、ふと噺をやめて「そういえば宝くじなんですけど」と小はぜさん。

たまに宝くじを買うことがあって。
うちの一門では…一門といっても師匠のはん治と私と小はだの3人ですが、毎年正月になると一緒に出掛けて3人でそれぞれ1枚ずつ宝くじを買うんです。それは当てようというんじゃなくて師匠が言いだして…遊びというか楽しみでやってるんですけど…。


…はん治師匠が言いだしてお弟子さんと3人で宝くじを1枚ずつ買ってるって…なんて微笑ましいエピソード。
小はぜさんって本当に師匠のことを尊敬していてすごく大切にしているのが伝わってきてじーんとくるなぁ…。

そんなまくらから「宿屋の富」。
宿屋に泊る田舎者がとても面白いキャラクター。一文無しではあるんだけど肝が据わってるというか大物感があって。それだけに富が当たった時の動転ぶりがおかしくて。
あとこの間の鶴川の時も感じたけど、宿屋の主人が憎めないキャラクターで、客が大ぼらで「あーいいだいいだ、(千両)全部持って行きなせぇ」と言ったときに「いえ、私は半分頂戴できればもう十分なんで…」という言葉がリアルに感じる。
客が結果を見に行くときに「5両ありゃええだ。それで十分だ」と言うのも面白い。他の噺家さんでそんな言葉を聞いたことはないから、きっとこれは独特の形なんだろうな。

この間聞いた時より進化していた小はぜさんの「宿屋の富」。
楽しかった!


小はぜさんの僧侶感(笑)。鯉丸さんと今いちさんが洋服姿なだけによけい…。

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