りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

上野広小路亭9月上席

9/6(水)、上野広小路亭9月上席に行ってきた。
南なん師匠がトリをとるからそれに合わせて夏休みをとったのだ!いぇい。


・あら馬「芋俵」
・桜子「秋色桜」
・鯉輪「初天神
・明楽「転失気」
・マグナム小林 バイオリン漫談
・笑好「動物園」
・圓丸「たらちね」
・真理 漫談
・金遊「錦の袈裟」
~仲入り~
・陽子「名人小團冶」
・D51 コント
・伸乃介「ちはやふる
・小助・小時 太神楽
・南なん「夢の酒」

鯉輪さん「初天神
相変わらずの客いじり。感じ悪いだけだからやめればいいのに…。でも今回は短めだったからまだよかった。
でも「初天神」もなぁ…全然楽しそうじゃないんだよなぁ。


明楽さん「転失気」
陰気な感じで出てきて表情も固くて緊張している風だったので、ひぃーまたこの人も私たちを陰気に責めるのかしら…と不安に。
上下もあんまり振らないし肩があがっていてかたい感じなんだけど、これがなんかものすごく面白い。なになにこの人?!
間違えたのかそういう風に変えているのか、ちんねんさんが転失気を借りに行った店が二軒とも花屋さん。
え?と思っていると「え?また花屋?この狭い通りに二軒も…いらないんじゃね?」というので大笑い。
さらに二軒目の店主が「転失気は…仲よくしてもらってたちんねんさんにはどうしても言えずにいたんだけど…死んだよ」
「え?し、死んだ?」
「ああ、死んだ。尻尾を振って可愛かったけどな…。ちんねんさん、まさか覚えてないわけじゃ?」
「い、いえ。もちろん覚えてますよ。あんなに…ぼくに…なついてくれて…いたから…で、あれですよね、転失気って犬っていうわけじゃないですよね?」
「犬なわけないじゃないか!転失気は…転失気だよ」

もう途中からつぼにはいって笑い通し。面白い!

金遊師匠「錦の袈裟」
声も張らないししぐさも控えめ。それだけに与太郎がにかっと笑うのがたまらなくチャーミング。
喋りだけでこんなに面白いってなんかすごいな。

陽子先生「名人小團冶」
陽子先生が出てきただけで高座がぴかーっと明るくなる。
楽しかった~。

伸之介師匠「ちはやふる
ひょうひょうとしていて、なんともいえずおかしい。笑った~。


南なん師匠「夢の酒」
きっと今の南なん師匠のマイフェバリット噺、「夢の酒」。
お花と大旦那の関係がすごく好き。義理の父だけど大旦那はお花のことをすごくかわいがっていて、お花もそれがわかるから頼っていて甘えられる。
夢の中のご新造に会ってきてくれと言われて「わかったよ。ああ、まくらもいらないよ。こうすればいいんだね」と言うところがすごく好き。
酒飲みの大旦那が夢だとわかって、だったら飲んでくればよかった、と心底言うのがいいな。
なんかそれ以上でもそれ以下でもないっていうシンプルさが好き。