りつこの読書と落語メモ

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圓馬社会人倶楽部

7/25(火)、お江戸日本橋亭で行われた「圓馬社会人倶楽部」に行ってきた。
 
・鯉白「万病円」
・陽子「応挙幽霊画
・圓馬「幇間腹
~仲入り~
・柏枝「胴乱の幸助
・圓馬「ねずみ」
 
鯉白さん「万病円」
客席に向かって「みなさん、お元気ですか」と言った後に変な間が空いたので、もももしやこの人も〇輪さんと同じように客いじり&やる気がないアピールをするのか?!とドキドキしていたんだけど、そんなことはなかったのでほっとした。
なんでも7月は病気がちで具合が悪かったらしい鯉白さん。入院もしたとかで病み上がりだったらしい。
そんな不安を抱かせるまくらから「何をやりましょうかね」と言って「万病円」。
いやぁこれが面白かった!鯉毛さん時代は滑舌が悪いのがちょっと気になったりもしたんだけど、大きな声でゆっくりめに噺をするようになっていて聞きやすいし、なんかゆったりした安心感のようなものも出てきてる。
やっぱり客なんかいじらないで落語を頑張ってほしいよなぁ…。好印象。

陽子先生「応挙幽霊画
面白かったー。初めて聴く話で夢中になって聞き入ってしまった。
貞寿先生のお披露目に行ってから講談も好きになってきた。もっと聞きに行きたいけど、落語だけでも好きな噺家さんが多すぎて行ききれないのに、これ以上好きなものを増やしてどうしよう。

圓馬師匠「幇間腹
どの商売でもこれがやさしいっていうものはない、というまくら。
噺家だってそうです。みなさまから見たら、着物を着て出囃子が鳴るとこう…つかみどころがないような感じで出てきて頭を下げて…。
この「つかみどころがないような感じで出てきて」という言葉がツボにはまっておかしくてしょうがない。圓馬師匠のこういう言葉のセンスがたまらなく好き。
その後、幇間のまくらで、よく聞く調子のいい幇間のあとに、はにかみ屋の幇間をやったんだけど、これがまたおかしくておかしくて。会の後一人で歩いていて、このはにかむ姿が目に浮かんでにやけてしまった。

そんなまくらから「幇間腹」。
呼ばれてやってきた一八がおかみや女中、猫にまでヨイショしたあと、自分を呼んだのが若旦那と聞いてがくっと暗くなるのがおかしい。
いやいや上がりながら扉を開ける前に「ファイトだ!」と気合を入れたのにも笑ってしまう。
テンポがよくて楽しかった。

柏枝師匠「胴乱の幸助
きれいなところと壊れるところのバランスが絶妙。この師匠の面白さをいろんな人に説明するんだけど、いまいち伝えきれないのが歯がゆい。
またこういう上方の噺とか珍しい噺をしてくれるところも好き。
 
圓馬師匠「ねずみ」
おお、この「ねずみ」は鯉昇師匠の「ねずみ」そして南なん師匠も同じ。
だけど当たり前だけど全然印象が違う。そこが面白い。
圓馬師匠の「ねずみ」はとてもきれい。
左甚五郎も噺によって印象が違っていて、「抜け雀」の時は若くて得体が知れない感じだけど、「ねずみ」の時はちょっと年をとってお金もあって身綺麗な印象で、そういうのも面白いな、と思う。