りつこの読書と落語メモ

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池袋演芸場7月中席昼の部

7/15(土)、池袋演芸場7月中席昼の部に行ってきた。
小のぶ師匠がトリで小里ん師匠、小はん師匠、小燕枝師匠、小満ん師匠って素敵すぎるラインナップ!毎日でも行きたいよ!


・ひしもち「転失気」
・歌太郎「子ほめ」
・たけ平金色夜叉
・世津子 曲独楽
・うん平「替り目」
・栄枝 漫談(ブラジル小噺など)
ホンキートンク 漫才
・小里ん「碁泥」
・小はん「二人旅」
・仙三郎社中 太神楽
・小燕枝「ちりとてちん
~仲入り~
・菊太楼「幇間腹
小満ん「粗忽長屋
・アサダ二世 マジック
・小のぶ「風呂敷」


歌太郎さん「子ほめ」
歌太郎さんは好きな二ツ目さんなんだけど、あれ?こんなにこってりしてたっけ?それともこの渋いメンツに満員のお客さんで力が入りすぎちゃった?
ちょっとこってりしすぎな「子ほめ」だった。


たけ平師匠金色夜叉
客いじりと攻撃的な高座がちょっと苦手だなと思っていたんだけど、この日は面白さの方が勝った。思わずふきだしてしまうようなくすぐりが満載で楽しかった~。

うん平師匠「替り目」
「ブス」のまくらでどん引き…。いやあのまくら自体はよく聞くからなんてことないんだけど、それをわざわざ説明したのがなんともかんとも…。
「替り目」も酔っぱらいの毒々しさの方が目についてしまって楽しめず。絶対あのまくらのせいだと思うなぁ…。


栄枝師匠 漫談
この日は膝を悪くしてということで釈台を出して落語しないで漫談だけだったんだけど、そして喋り方もちょっとふがふがしてて漫談もこうピリっと面白いとかではないんだけど、なんか好きなんだよねこの師匠。ブラジル小噺、好きだった。


小里ん師匠「碁泥」
楽しいっ!碁を打つ二人の様子が目に浮かんできてたまらない。
謝楽祭で冷たくされたことも忘れるほど(←まだ言ってる。全然忘れてない(笑))。


小はん師匠「二人旅」
大好き!ふがふがしてるところも含めてほんとに全てが「落語」で最高。
この噺に出てくる店のおばあさん。小はん師匠がやると「ホンモノがキターー!」って感じで全然無理がない。対する旅の二人はすごく若々しくていかにも江戸っ子って感じ。
この噺はこういうふうにやるんだよ、というお手本のような…というより、もう小はん師匠が「二人旅」そのものだったな。


小燕枝師匠「ちりとてちん
最初から最後まで最高に面白かった。
作った感じのところが一つもないんだよなぁ。こう…お世辞のうまい人のお世辞に対する旦那の受け答えとかが。すごく自然なんだ。演じてる感がないの。落語なんだ。そこがたまらなく好き。
いちいちつっかかる男の方のやりとりはごくあっさりしていて、それだけに「ちりとてちん」を食べるところのしぐさに大笑い。
楽しかった~!


菊太楼師匠「幇間腹
こんなメンツに挟まれて緊張するだろうなぁと思ったんだけど、すごくまたよくて。
一八の調子のよさととほほ加減が絶妙で、わかりやすく面白くて若さもあって(笑)最高だった。


小満ん師匠「粗忽長屋
小満ん師匠の落語は小満ん師匠にしかない世界だなぁ…。言いよどみがあるからどうだとかこうだとかいう人もいるけど、そんなのほんとにどうでもいいことだよなぁ、と私は思う。

行き倒れを見つけた男があまりにも自信満々だから、最初は「よせやい」なんて言ってたくまさんが「そうか、俺は死んだのか」と信じてしまうところがすごくおかしい。
死骸を引き取りにいくところでもくまさんが控えめなのがばかばかしくて楽しい。
何度も何度も見ている噺なのに、噺家さんによってまた面白いと思わせてくれる、不思議な噺だなぁ。


小のぶ師匠「風呂敷」
この噺の中に出てくる兄貴分が間違って語る薀蓄をまくらで語る小のぶ師匠。話しているうちにちょっとごっちゃになっちゃって、「あれ?私今間違った方を言っちゃいました?」「ああ、いつもやらないことを急にやるから…ま、いいか、やらなくても」。
ぶわははは。前にお江戸日本橋亭で見た時を思い出すけど、それすらも落語っぽくて楽しいからいいよ~。

仕込みは80%ぐらい(笑)で「風呂敷」。
兄貴分のところに相談に来た女房も、兄貴分も、焼きもちやきの旦那も、みんな激しくて大笑い。
特に兄貴分が相談に来た女にえらそうに間違った薀蓄を語るところ、自分の女房とのやりとりがばかばかしくて最高だ。兄貴分のおかみさん、すごく気が強い(笑)。

わりと若い人で聴くことが多いこの噺だけど、小のぶ師匠の「風呂敷」はどの若手よりも威勢がいい。

いいなぁ、小のぶ師匠。大好きだ。