りつこの読書と落語メモ

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ふたりらくご

7/14(金)、ユーロライブで行われた「ふたりらくご」に行ってきた。
二回目のしぶらく。
この日、職場で使っているPCのハードディスク増設で17時からPCが使えなくなったのでこれ幸い!と18時始まりのこの会へ。

・志ん八「粗忽の釘
・馬石「厩火事


志ん八さん「粗忽の釘
師匠である志ん橋師匠の話。
師匠のお宅で一緒に「サウンドオブミュージック」を見ていた時。かわいがってる猫が師匠の膝の上に乗ってきて「だめだよ。いま映画見てるからね」と師匠が言うと、ちゃんと理解したのか膝から降りて行った猫ちゃん。
でもまたしばらくすると甘えたくて乗ってくると、今度は師匠が「ノー!」。
映画が字幕だったので思わず英語になったらしい…。

前にも聞いたことがあるけど、いいなぁ…志ん橋師匠って。そしてそんな風に自分の師匠の事を語る志ん八さんもいいなぁ。ほのぼの。
そんなまくらから「粗忽の釘」。
いいな、志ん八さんの古典。のんびりしてて。
お隣の家に行ってのろけるくまさんがかわいい。


馬石師匠「厩火事
500円札の思い出。
小学生の頃、仲のいい友だちと3人で隣の町で行われる釣り大会へ行った。そして3人で帰りにこっそり喫茶店でフルーツパフェを食べる約束。
学区外に子どもだけで出ることも喫茶店に入ることとも禁止されていたので、これは彼らにしてみたら大冒険。

釣り大会ではいい場所を陣取ろうと夜明けともに出かけて行って3人でいい場所を探していたのだが、そうしているうちに友だちの一人が突然川に落ちてしまった!
落ちた!と思ったら首までつかってしまって、川ってこわい!と思ったのだが、どうにか引き上げることができた。
でもこれは3人にしたらものすごいショックな出来事でテンション駄々下がり。それでも「大丈夫!乾くよ!」「うん、乾くって!」
その時の自分たちにとって、「乾く」ってことが何よりも重要だった。
釣り大会では一匹も釣ることができず、それでも参加しただけでとても楽しくて、3人でうきうきと喫茶店へ。
フルーツパフェはとてもおいしくて3人でおいしいおいしいと大興奮。
さてお金を払おうとしたら、一人の子が出した500円札が濡れている。
ああそうだ、さっき川に落ちたからだ!みんなそう気づいたけれど、それは言ったらいけないこと、とこども心に理解していたので、誰もそのことには触れなかった…。

…ぶわはははは。なんだ、そのエピソード?!
馬石師匠は嬉しそうにわやわやと喋るんだけど、とんでもないオチがあるわけでもないし、なんか最後まで聞くとすごくささやかな出来事で…それがもうすごくかわいらしい(笑)。いいな、馬石師匠って。

そんなまくらから「厩火事」。
このまくらと噺のつながりもいまいちナゾなのがまたおかしい。
おさきさんがなよっとするところがとても色っぽくてかわいらしい。演者によっては、ほんとにめんどくせぇ女だなぁ…と思うこともあるから、これは強味だよなぁ。
とんとんっとリズムが良くて楽しい「厩火事」だった。