りつこの読書と落語メモ

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夫婦の中のよそもの

 

夫婦の中のよそもの

夫婦の中のよそもの

 

 ★★

はちゃめちゃな家族、理不尽な戦争。それでも人生捨てたもんじゃない。映画『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』など、愛と厳しさと生命力に満ちた独特の感性で世界中を巻き込んだクストリッツァ。天才映画監督による、連作短編4作、独立短編2作の魅惑の短編集。  

タイトルはいかにも私が好きそうな感じがしたんだけど、文体が妙にハイテンションで馴染めなかった。

ちょっと寓話的な雰囲気のある「すごくヤなこと」と映画の原案になったという「蛇に抱かれて」はよかった。ヘヴィな出来事をテンション高く寓話っぽく書くのがこの作者の持ち味なのかな。

カレム少年を主人公にした連作は、感情の振れ幅の大きさと極端に思える行動について行けず…。私にはちょっと合わなかった。