りつこの読書と落語メモ

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しのばず寄席 夜の部

4/28(金)、「しのばず寄席 夜の部」に行ってきた。

・伸力「新聞記事」
・羽光「教科書の主人公」
・はらしょう ドキュメンタリー落語「いらっしゃいまピー」
志「試し酒」
・一乃「巴御前
・よし乃 太神楽
・南なん「ねずみ」


羽光さん「教科書の主人公」
面白い!
算数の教科書でおなじみの主人公が居酒屋で教科書の主人公たちと同窓会をするという新作。
ペンを指してわざわざ「Is this a pen?」とか、逃げ出した弟を5分遅れで追いかけたりとか、教科書の例題に感じる細かい「はぁ?」のオンパレードに大笑い。

はらしょうさん「いらっしゃいまピー」
前から気になっていたはらしょうさん。好きか嫌いかどちらかだろうなぁと思っていたんだけど、面白い!好き!
「ドキュメンタリー落語」といって実際にはらしょうさんが経験したことを話してるだけなので、他の新作派の方よりも量産できるのだ、とおっしゃるはらしょうさん。
いやでもそうはいうけどちゃんとそれを「笑える」ものにするっていうのはやっぱり大変なんじゃないかな。

はらしょうさんが地元で通うお店の変な店員さんの真似をしつつ、自分が桜餅を販売するバイトをした時のことをリアルに伝える「いらっしゃいまピー」。
笑った笑った。いるいる、そういう店員。またそれを思いっきり激しく再現するのがおかしくておかしくて。


南なん師匠「ねずみ」
ああ、かわいい、南なん師匠の「ねずみ」。
甚五郎は穏やかで優しくて、宿屋の主人は困窮しているけどどこか悠然としていて、子どもは健気でしっかりしていてかわいらしい。

初めてねずみを見た二人の村人。
「うごいた」「木で彫ったねずみがうごくわけがあんめぇ。お前酒の飲みすぎで動いて見えるんだろう。かくかくかく…」

「ねずみやに泊まらなきゃなんねぇって…おらんとこのかかさま、焼きもちやきだよ。ねずみやに泊まったって言っても信じてくれねぇだよ。悪さぶったんだろうってお仕置きされるだよ。かかさまのお仕置き…こわいだよ」

人のいい村人の姿が浮かんできて、思わず顔がほころんでしまう。

そして動かなくなってねずみに甚五郎が言う台詞「私はお前さんを彫った時は世間のことは全て忘れて魂を打ち込んで作ったつもりだよ」という台詞。なんかとてもじーんとくる。

この間ラジオで聞いて、また南なん師匠の「ねずみ」を見たいなぁと思っていたので、ドンピシャだった。楽しかった。