りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ひとりはん治第二回

4/25(火)、道楽亭で行われた「ひとりはん治第二回」に行ってきた。


・小はぜ「やかん泥」
・はん治「ちはやふる
・はん治「ぼやき酒屋」
~仲入り~
・はん治「ろくろ首」


小はぜさん「やかん泥」
わーい、小はぜさん。
前回は小はださんだったのでもしかして今回は…と期待しながら行ったら、入り口のところに小はぜさんの姿が!「ひとりはん治といいながら僕も出ちゃうんです、すみません」。いやいやいや、そんなことないです!うれしい!

泥棒の小噺から「やかん泥」。これはもしかすると一朝師匠に教わったのかな。
親分親分となつく泥棒のかわいらしさよ。にこにこしていて見ているこちらもうれしくなっちゃう。
頭をひっぱたかれると本気で怒り出すのがまたおかしくて、必死に謝る親分も憎めない。
なのに大釜を渡されると「うわ、これは立派ですね!」とニコニコして、親分が「機嫌がなおりやがった」とつぶやくのがおかしい。

二ツ目になった小はぜさんをこうして大勢のはん治師匠の前で披露できてよかったなぁ。
ってあたしゃ何者だ。


はん治師匠「ちはやふる
小はぜは私と違って勉強熱心でいろんな師匠のところに噺を教わりに行ってますし、筋もいいんです、とはん治師匠。ううう、うれしい。師匠がそんなことばを…。うるうる。

古典二席って私には厳しいです。そんなに噺も持ってないですしね…。でもあの…思い出しながら…やります。と「ちはやふる」。

はん治師匠の語りはいいなぁ。剣がないっていうかこうのんびりしていてそれだけでほっとするっていうか。
時々へんてこなクスグリが入るのがまた楽しくて最初から最後まで大笑いだった。楽しかった!


はん治師匠「ぼやき酒屋」
こちらは定番。といっても最近はほんとに「妻」率が高いので、「ぼやき酒屋」は久しぶり。
これも他の人で聞いた時は客が妙に突っかかるっていう印象があったんだけど、はん治師匠がやると全然嫌味がなくてひたすら楽しい。
やっぱり完成度が高いよねぇ。はん治師匠の文枝新作は。でも私ははん治師匠で古典が聞きたい!「ちはやふる」寄席でもやってほしいな。


はん治師匠「ろくろ首」
およめさんがほしいーーと叫ぶ与太郎がかわいい。
ぱちっと目が覚めておかみさんをうっとりと見つめるところも好きだな。

前回と同様、お客さんがたくさん集まって、打ち上げも大勢が残り、はん治師匠の人気を再確認したのだった。