りつこの読書と落語メモ

はてなダイアリーからブログに移行しました。

柳家小はぜ勉強会 其の一 ~勉強会ですが、負けませんっ!~

4/8(土)、和光大学ポプリホール鶴川で行われた「柳家小はぜ勉強会 其の一 ~勉強会ですが、負けませんっ!~」に行ってきた。

 

・小はぜ「浮世根問」
・小はぜ「巌流島」
~仲入り~
・小はぜ「提灯屋」


小はぜさん「浮世根問」
地元でこんな素敵な会を開いていただいて鶴川落語会さんには感謝しかありません、と小はぜさん。
今日も出てくるとき、客席に鶴川落語会の方とホールの方しかいなかったらどうしようかと…そこで落語やるとオーディションみたいになっちゃうなぁと心配していたんですけど、こんなに大勢のお客様に来ていただいて…ほんとにありがたいです。
座布団だけで十分だったんですけどこんなふうに…後ろに金屏風まで置いていただいて、こうして私が前に座ると私…鏡餅みたいじゃないですか?

またこの会では3席申し上げるんですがそのうち1席はネタ卸しをすることにしております。
ネタ卸しの緊張感がたまらないという先輩もいらっしゃいますけど私の場合はどちらかというと…ちゃんとやれるかしらという心配な気持ちの方が勝ってしまうので、苦手な方でして。
それを3席やる中でいつやろうかと…一席目にやろうと思います。
私どちらかというと、お弁当なんかでも好きなおかずは最後まで残しておくタイプでして。
最初に梅干しとか野菜とかを食べて、最後に唐揚げとトンカツを残しておいて、一番最後にトンカツを食べてみたら…トンカツじゃなくてよくわからない魚のフライだった、なんてこともあるんですが。

うーん。小はぜさん、かわいい~。
若手研精会でトリをとった時よりはずいぶんまくらにも慣れてきた感じがあるけれど、でもなんていうか初々しくて、だけどまじめでちょっとお茶目な人柄がにじみでていて、これはもう応援したくなるじゃないですか!微笑ましいなぁ。
そんなまくらから昨日あがったばかりという「浮世根問」。

ご隠居のところに遊びに来た八つぁん(?)が、ご隠居を質問攻めにするというだけの噺だけど、なんか今まで聞いたことのない問いと答えがたくさんあって面白い~。時々現代的なクスグリも入って…誰に教わったんだろう?って気になってしまう。

なんでもこたえられるからなんでも聞きなさいと言っていたご隠居。
「松竹梅はなんでめでたいんですか?」という問いに「都々逸でもこういうのがあるな」と答えていくんだけど、それを聞いた八つぁんが「また都々逸ですか。隠居のこたえは都々逸尽くしですね」と言うのがおかしい。

鶴と亀はどうしてめでたいかから始まって、鶴と亀は死んだらどこに行くのかというのを八がどこまでもどこまでもしつこく聞いて、その答えがサゲになるんだけど、なんかばかばかしくてちょっと昭和?っぽくて新鮮!

話し終わったあとに小はぜさんが、自分はこのサゲが大好きで、あと隠居と八の関係性が好きと言っていて、ああ、わかるなぁ…!と。
私もこの二人の会話がすごく楽しくて、もうずっとやってて!と思ったのだった。


小はぜさん「巌流島」
小はぜさんの「巌流島」はこの間連雀亭で聞いたことがあったんだけど、いいなぁ。
若侍、ちょっと年をとった侍、くず屋さん、船頭、若い衆とキャラクターがくっきり分かれているから、人物が生き生きしていて絵が浮かんでくる。
特に私が好きなのは船頭。若侍にキセルが落ちたと言われたときは、わざとのんびりとした受け答えをしていて、岸に若侍を置き去りにすると分かった時には威勢よく返事をする、この対比がとてもおかしくて面白い。

明るくてわかりやすく楽しい。二席目にこれっていうのはよかったのでは。


小はぜさん「提灯屋」
「提灯屋」は研精会のトリのときに見たネタだけれど、あの時よりもぐっと面白くなっていた。
面白いなぁ。どこがどう違ってたかっていうの、私はただ楽しく見ているだけだからわからないんだけど、繰り返しが多い噺だからそこのを少し刈り込んだりテンポをあげたりすると、印象が全然違うのかもしれない。

ご隠居を呼んで広告を読んでもらったときにご隠居が印刷の事についてまったく同じことを言うのを聞いて、兄貴分が「次にまわしますか」というのがおかしいなぁ。

楽しかった~。
次回は6月10日(土)とのこと。行きたい!