りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

しのばず寄席(夜)

4/6(木)、しのばず寄席(夜)に行ってきた。
この日は半休をとって上野広小路亭に13時から入り、そのまま夜はしのばず寄席へと突入。あの狭い空間に6時間半ぐらい居続けたのは初めてで…天国のような地獄のような(笑)…でもトリで南なん師匠を見られたからやっぱり天国だったな。


・鳳月「つる」
・吉幸「ろくろ首」
・美代児 漫談
・里光「はてなの茶碗
・山緑「大岡政談 五貫裁き
・左利き 漫才
・南なん「夢の酒」
 
鳳月さん「つる」
堂々とした前座さんだなぁと思ったら、元お笑いの人なんだね。納得。
「つる」をこんなふうに面白くできるのはすごいかも。
 
里光師匠「はてなの茶碗
上方版の「はてなの茶碗」。
ちょっとあぶない?ところもあったけど、面白さでカバー。
油屋さんが「この値段は茶金さんの名前で付いた値」だから自分は受け取れない、と言ったのには納得。
パーパーしてるけど憎めないし一本筋の通った油屋さん。
それだけにサゲのばかばかしさが際立ってナイス。
 
左利き 漫才
面白い。
最初、左側のダッシュさんがちょっとアブナイ人なのでは…とドキドキしたけど、大丈夫だった(笑)。
全然そうは見えないのに運動神経抜群で体育大出身っていうのがすごい。
全部面白かったんだけど、特に昔話の歌の替え歌がツボだった。

南なん師匠「夢の酒」
仲入りなしで南なん師匠の出囃子が聞こえてきて胸がときめく。
まくらですぐに「夢の酒」とわかる。きっと今師匠の中でマイブーム。
にぎわい座の時よりぐっと近くで見られる幸せ。

若奥さんが大旦那に夢の話を聞かせながら、だんだん興奮してきてぱくぱくぱくぱくやるのがおかしくておかしくて。
夢の中に入ってご新造に意見してきてくださいと言われて「あーあたしには思いつかない。やっぱり女だねぇ」とにっこりするところが、この大旦那の優しさが出ていていいなぁ。

楽しかった~。
やっぱりトリの南なん師匠は格別だなぁ。トリの時はできるだけ全部行きたい!