りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭3月上席夜の部

3/3(金)、末廣亭3月上席夜の部に行ってきた。


・小蝠「出張中」
宮田陽・昇 漫才
・圓馬「干物箱」
・伸治「棒鱈」
・正二郎 太神楽
・蝠丸「叩き蟹」

 

小蝠師匠「出張中」
滑舌の悪さがはんぱない。
「今噺家が800人いるんですよ。そんなにいりますか。噺家なんて5人もいれば十分じゃないですか」と言うけど、やぶへびなのでは…。
落語協会でも全く同じことを言ってる人がいるけど、なぜその5人には入れない人がそれを言うんだろう、と思ってしまう。


圓馬師匠「干物箱」
あーなんか楽しい、この師匠。すごく好き。
若旦那は遊び人っぽいけど品があって、善公はとにかくパーパーしたバカで陽気で、大旦那はどっしりとした威厳がある。
テンポがすごくいいから聞いていて楽しいし、でもちょっとこうどきっとするようなところもあって…なにかすごく惹かれる。


伸治師匠「棒鱈」
ぐずぐずの酔っぱらいと田舎者だけど威厳のある侍の対比が面白い。


蝠丸師匠「叩き蟹」
甚五郎が蝠丸師匠らしく穏やかなんだけど時々ちょっと怖くて面白い。「私も筋を通すから、払うものは払う。燃やすものは燃やす」と言うときに、ほんとに燃やしかねないような迫力があるんだよな。
えらそうなことを言ったわりに実はお金がないということが分かってもそんなには慌てず蟹を彫って渡すと、こんなもんいらないやい!と言いながらも餅屋がそれ以上言わずに帰すというのもなんかいいなぁ。これが落語の好きなところ。

ほのぼのとじんわりと楽しくてよった~。
「叩き蟹」、前に聞いたことがあったんだけど、ブログを検索したら出てこなかった。いつ聞いたんだろう?